ある時期から「切り抜き動画では収益化が通らない」や「収益化が剥奪される」と言われるようになりました。
それは本当なのか?実際に切り抜き動画で収益を得ている私が検証してみた結果を紹介します!
切り抜き動画の収益化が出来ない
2024年あたりからVtuberの切り抜き動画をやってる人が収益化が停止になる事例が増えました。
この収益化停止の理由としてYouTube側が提示した来たものが【再利用コンテンツ】でした。
初めて収益化に審査を出す時はもちろん、昔から収益化が出来ていたチャンネルとが突如として【再利用コンテンツ】で収益化が剥奪されたりもしました。
収益化を通していても、この再利用コンテンツにより収益化がNGになってしまうことがあることが話題になったわけです。
再利用コンテンツとは具体的になに?
確かに、切り抜き動画は他の人の動画を持ってきてテロップ等の編集を加えただけなので【再利用している】と言えると思います。
では、YouTubeが言っている【再利用コンテンツ】とはなんなのか?それを確認してみましょう。
「再利用されたコンテンツ」とは、明らかに独自の創作物ではないコンテンツのことを言います。既にYouTubeや他のオンライン存在するコンテンツで、独自の解説、実質的な変更、教育的価値が追加されていない物です。
ちょっと抽象的な表現なので、ここでさらにYouTubeが提示している具体例を紹介します。
- ナレーションや編集がないとかほとんどない、コンピレーションやクリップ (映画、スポーツ、ゲームプレイなど含む)
- 他のソーシャルメディアからまとめた短い動画
- 他のアーティストの曲をまとめた物 (許可を得ている場合を含む)
- 他のクリエイターによって何度もアップロードされたコンテンツで、独自の解説や編集がない物、他者のコンテンツの宣伝 (許可を得ている場合を含む)
- 実質的な変更が加えられていない、他のオンラインソースからダウンロードやコピーしてきたコンテンツ
この具体例を見ると、「他の人のコンテンツを使うのはOK」「でもオリジナルの編集が加えられていないのはNG」と読み取ることが出来ると思います。
他の人のコンテンツを使うのが一切ダメであれば、”独自の開設や編集が無い物”と改めて記載する必要はありません。
わざわざそのように記載されているということは「編集がしっかりされていれば大丈夫」ということになります。
切り抜き動画も他者のコンテンツを再利用しているけど、テロップをつけたり独自の編集をしていれば【再利用コンテンツ】としてNGを食らうことはない!ってことです。
編集をしている切り抜き動画も収益化NGになっている?
いくつもの切り抜き動画が【再利用コンテンツ】で収益化NGを食らいました。
ですが、それは一部のチャンネルだけで他の切り抜きチャンネルは収益化NGを食らっていません。
では、なぜ一部のチャンネルが再利用コンテンツでダメだったのか?
それは「編集が足りなくて、他動画をそのままパクってきてアップしていると判断されたから」です!
さきほどの具体例でもあったように、YouTubeは「独自の編集を入れろ!」と言っています。
ちょっとテロップを入れてるくらいの編集では、YouTubeは独自の編集とは認めてくれなかったわけです。
実際に収益化NGを食らった切り抜き動画を見てみましたが、テロップの表示回数が少なかったり、画角に変化を加えたり、「間をカットするような編集」がされていないような動画ばかりでした。
元の動画にテロップをただ付け足しただけ、そんな印象を受ける動画が多かったです。
「間をカットする編集」が少ないのも収益化NGを食らった動画に多い特徴だと思います。
コラボ配信で会話にちょっと間が出来たところもカットしない、一人トークで「えーっと (しばらく無言で思い出す) あっ!マクドナルドだ!」という場面での無言部分をカットしないなど。
あとは「注目してほしい場所へのアップ」など、画角を変える編集も少ないイメージです。
誰かが面白いことを言ったらその人の顔をアップしたり、そういう編集の足りなさも感じました。
切り抜き動画で収益化OKになる編集の仕方は?
そこで、私が切り抜き動画を作るときに意識していることを紹介します。
- 発言は全部テロップ化(フルテロップ)する
- 何も喋っていない間はカットしてテンポ良く見せる編集をする
- 人物へのアップ、注目箇所へのアップなど画角を変える
- ガッカリした場面ではモノクロに、嬉しそうなときには星がキラキラするようなエフェクトを入れる
- BGMや効果音も入れられたら入れる
これらのことを意識して切り抜き動画を作っています。
特に重要なものは上の3つです。
下2つはやり過ぎると動画がうるさすぎて面白さが損なわれるので、そこそこ意識してやっています。
フルテロップを意識する
テロップはフォントもちゃんとしたものを使って、出来ることならフルテロップで画面に常にテロップがある状態にします。
テレビ番組のようなテロップ作りを意識すると良いでしょう。
私はテレビ番組(とくにバラエティ番組)のテロップの出し方を研究して、それを切り抜き動画でも活用しています。
不要な間をカットする
ジェットカットとは、ちょっと前のYouTuberがよくやっていた編集方法です。
とにかく間をカットして、テンポよく喋っているように見せます。
しかし、切り抜き動画でそれをやるとテンポが早すぎて見づらくなる可能性が高いので、そこまでジェットカットはしなくて良いです。
「明らかに間が空きすぎている」ところはちゃんとカットしましょう。
アップで画角を変える
意外とやっていない人が多いですが、【再利用コンテンツ】と判断されないために画角を変えるのは重要だと私は考えています。
見事なツッコミを決めた人物の顔をアップにしたり、ゲーム実況で注目してほしい場所をアップにしたり。
そうやって画角を変える編集を多めに入れます。
画角を変えることで、元の動画との変化が大きくなって独自の編集をアピールすることができます。
【再利用コンテンツ】を判断しているのは、人の目ではなくYouTubeのシステムだと言われています。
私も、システムが「この動画とこの動画、96%くらい同じ動画だから再利用コンテンツでアウト!」みたいに判断していると予想しています。
ですので、画角を変えることはかなり重要視して編集をしています。
テレビ番組の違法アップロードがバレて削除されないように、画面右半分に謎の映像載せて対策しているのと同じ理由です。
ちゃんと編集していれば切り抜き動画でも収益化出来る
私は複数の切り抜きチャンネルを運営していますが、収益化NGになったこともなければ、2024年以降に新チャンネルで収益化の審査を通しています。
ちゃんと編集すれば【再利用コンテンツ】にはならない!ちゃんと収益化が出来るってことです!