人気YouTuberヒカキンさんが手がけるラーメンブランド「みそきん」。東京駅「東京ラーメンストリート」にある実店舗が、2026年2月をもって閉店することが発表されました。連日大行列を作る人気店だけに、一見すると「突然の撤退」のように見えます。
しかし、詳しく見ていくと「今回の閉店は最初から決まっていた既定路線だった」という事実が浮かび上がってきます。
今回は、ニュースの概要とヒカキンさんの主張、そして「元々期間限定だった」という点に注目した世間のリアルな反応をまとめます。
ニュース要約:理由は「契約期間の満了」
まず、今回の発表で最も重要な事実は、閉店理由が「契約期間の満了」であるという点です。
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閉店予定日:2026年2月23日
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閉店の理由:当初から決まっていた出店期間が終了するため
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背景:出店場所である「東京ラーメンストリート」の該当区画は、もともと期間限定で店舗が入れ替わるコンセプトの場所。
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今後の展開:現店舗の閉店前に次の店舗を出す予定はなし
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同時発表:「冷凍みそきん」の発売(即完売)
つまり、経営不振やトラブルで閉店するのではなく、「最初から決まっていたゴールに到達しただけ」というのが今回のニュースの本質です。
ヒカキンさんの主張「延長したかったが叶わなかった」
ヒカキンさんは自身のYouTubeチャンネルで事情を説明しましたが、ここでも「元から期間が決まっていた」ことを認めています。
ヒカキンさんは「もともと出店期間が限られている中での出店でした」と明言。「それでも憧れの場所で挑戦したかった」と語っています。
その上で、「反響が大きかったため、なんとか期間を延長できないか交渉を続けていた」と説明。
しかし、施設のルール上それは叶わず、「無念の閉店」という形になったと主張しています。
ヒカキンさんは動画内で悔しさを滲ませていましたが、前提として「期間満了で終わることは契約時の決定事項だった」という点は揺らぎません。
世間の意見「最初からを武器にした戦略」だった?
この「元から期間限定」という点について、SNS上ではヒカキンさんのビジネス手腕を評価する声が多く上がっています。
「最初から延長できない場所を選んだのは意図的だろう」という分析です。期限があるからこそ「今行かなきゃ」という心理を煽り、話題性を最大化できることを計算していたと見られています。
「期間限定の実店舗でブランドを確立し、最後は冷凍食品やカップ麺販売へ移行する」。この流れが最初から描かれていたとすれば、リスクを最小限に抑えた見事なビジネスモデルだと言えます。
あらかじめ決まっていた契約満了を「閉店」として大々的に発表し、最後の駆け込み需要と冷凍食品の宣伝に繋げる手腕は「商売人として一流」と評されています。
辛辣な意見も…「延長不可」は分かりきっていたこと
一方で、「延長したかった」というヒカキンさんの主張に対しては、冷ややかな視線も向けられています。
「東京ラーメンストリートのあの区画は、常設ではなく期間限定のチャレンジ枠。延長できないのは業界の常識」「それを知っていて『延長したかった』と嘆くのは、被害者ポジションを取りすぎではないか」という厳しい指摘があります。
「最初から期間が決まっていたのだから、延長云々と言う必要はない」。「閉店」という言葉を使ってドラマチックに演出しているが、実際は単なる「契約終了」に過ぎないという冷静な意見が目立ちます。
店舗も期間限定、カップ麺も数量限定。「あえて手に入りにくい状況」を作り出すマーケティング手法に対し、「本当に商品を広めたいならもっと安定供給すべき」「話題性先行で疲れる」といった批判も根強くあります。
まとめ
「みそきん」実店舗の閉店は、予期せぬトラブルではなく、「最初から決められた期間の終了」でした。
ヒカキンさんは「延長したかった」と語りましたが、世間の多くは、この「期間限定」という条件すらも味方につけた計算高いビジネス戦略だと見ています。
「最初から決まっていた終わり」を、最大限のエンターテインメントと宣伝に変えてしまう。それこそが、トップYouTuberヒカキンさんの凄みなのかもしれません。