にじさんじ所属のVTuber・佐伯イッテツが、ストリートファイター6の大会に向けた練習配信を行う中で、その「取り組み姿勢」と「豪華なコーチ陣への対応」を巡り、リスナーや格闘ゲームファンから議論を呼んでいます。
特に、著名なプロゲーマーや世界屈指のプレイヤーから指導を受けているにもかかわらず、基礎的な課題が残ったままになっている点や、大会直前にTRPGなどの別スケジュールが入っている点に対し、「コーチへの対応として適切か」「もう少し真剣に取り組んでほしい」といった指摘が相次いでいます。
指導で注目された「基礎課題への対応」
今回、大きな話題となっているのが、チームコーチである板橋ザンギエフ（板ザン）氏に加え、マノン使いとして知られる「あくたがわ（文豪）」氏までもが個人コーチとして参加したことです。あくたがわ氏はメディア露出が少ない実力派プレイヤーであり、彼がコーチングすること自体が非常に珍しいケースです。しかし、その貴重な機会に指導された内容が「しゃがみガード」や「ボタン連打を止める」といった、基礎的な部分だったことに、視聴者の間でも驚きの声が上がりました。
指摘の背景には、スキル不足そのものではなく、「板ザン氏に以前から指摘されていた課題が、まだ解消されていなかったのではないか」という点があります。板ザン氏の指導に甘えていたのではないかという見方や、新しいコーチが来たタイミングで改めて課題に向き合う姿勢に対し、これまで親身になってくれていた板ザン氏への配慮を欠いているのではないか、と懸念する声も聞かれます。ファンからすれば、恵まれた環境を十分に活かせていないように映ってしまったようです。
「裏での練習」と実力とのギャップに対する指摘
佐伯イッテツは配信上で「裏では練習している」「宿題は大好き」と話してきましたが、実際のプレイ内容との間にギャップがあるのではないか、との指摘が出ています。他の参加者が着実にランクを上げ、上位帯に到達する者も現れる中、基礎的な動きに苦戦している様子が見受けられます。「裏でやっている」という言葉の成果が見えにくい状況に、リスナーからも「実感が湧かない」「心配だ」といった声が上がっています。
また、コメント欄でファンが熱心に「メモして！」「相手プラチナだよ（勝てるよ）」とサポートや助言を行う様子も、様々な意見を呼んでいます。本人がコーチの指導をその場で吸収しきれておらず、「リスナーが内容を記録して支える」という独特な状況になっており、これに対して本人の主体性を求める声も聞かれます。結果が出なかった場合の周囲の反応を懸念する意見もあるようです。
【ネット上の声】
- 板ザンさんが優しく教えてくれていたのに、基礎練習が不足していたように見えて残念だ。
- 「裏で練習している」という言葉と結果が伴っていないため、不安を感じる。
- 大会直前の期間にTRPGの予定が入っている点について、チームへの影響を心配する声がある。
- コーチ陣が豪華なだけに、本人の熱量との温度差を感じてしまう。
（掲示板・SNSより要約）
大会直前のスケジュール調整に関する議論
さらに議論の的となっているのが、大会本番直前の重要な時期に「TRPG」や「案件」などのスケジュールが入っている点です。他の参加者が配信外の時間も惜しんで練習に打ち込み、大会に向けて調整を進めている中で、長時間拘束されるTRPGセッションに参加することに対し、「チーム戦への影響は大丈夫か」という懸念の声が上がっています。練習時間の確保が難しいのであれば、参加の判断を慎重にすべきだったのでは、という意見も見られます。
この背景には、彼が今回の大会をどの程度重視しているのか、視聴者との間に温度差があるのではないかという見方があります。格闘ゲームのコミュニティは熱量が高く、コーチ陣や視聴者も真剣です。「フォーマルな場にカジュアルな服装で来たようだ」と例えられるように、場の空気感や求められる真剣さに対し、認識のずれを心配する声もあり、活動に対する姿勢そのものに注目が集まる形となりました。
- コーチングへの対応: 指導内容の定着度に対し、視聴者から「もっと誠実に向き合うべきではないか」との声が上がった。
- 発言と行動: 「裏での練習」という言葉と実際のプレイ内容の差に、戸惑いや不安の声が聞かれた。
- スケジュール管理: 大会直前の過密日程に対し、チーム戦への影響や優先順位を懸念する意見が見られた。