【にじさんじ】ガチ恋売りって具体的に何?小柳ロウさんの論争から見る「推し活」の境界線と解決策

 

最近、にじさんじ所属の小柳ロウさんの周りで「ガチ恋勢」を巡る議論が活発になっています。ファン同士の意見の食い違いや、コミュニティの雰囲気の変化に戸惑っている方も多いのではないでしょうか。

この記事を読んでいるあなたが、過剰な反応に振り回されることなく、自分なりの距離感で楽しく推しを応援できるよう、この問題の本質を整理して解説します。

 

感情そのものよりも「行動」が重要視される理由

ひかわ
「ガチ恋」ってそんなにいけないことなのかな?応援の仕方は自由でいいはずだよね。

まず大前提として、ライバーに対して本気で恋をすること(ガチ恋)自体は、決して悪いことではありません。人を好きになる情熱は、活動を支える大きなエネルギーになります。

しかし、現在問題視されているのは、その感情が原因で「周りに迷惑をかけてしまう行動」です。例えば、ライバーの言動に過剰に文句を言ったり、コメント欄を荒らしたりする行為は、他のリスナーやライバー本人にとって大きな負担となります。「好きだからこそ苦しい」という気持ちが、攻撃的な振る舞いに変わってしまうことが、論争の大きな火種となっているのです。

 

「ガチ恋売り」の定義とライバー側のジレンマ

ひかわ
「ガチ恋売りはしていない」って言う人もいるけど、実際のところはどうなの?

小柳ロウさんのリスナーの間では「彼はガチ恋売りをしていない」という声も多く聞かれます。しかし、VTuberの活動形態には、どうしてもガチ恋勢がつきやすい「仕様」が含まれています。

例えば、多くのライバーが販売している「シチュエーションボイス」は、恋人同士のような距離感を楽しむコンテンツです。本人が意識的に「ガチ恋営業」をしていなくても、提供されるサービスが恋愛感情を刺激するものである以上、「ガチ恋が生まれて当然の環境」にあると言えます。これを「売り方のせい」にするか「リスナーの勝手」とするかで意見が分かれますが、どちらか一方が正しいと言い切るのは難しい問題です。

 

にじさんじ内での多様な売り方と境界線

ひかわ
他のライバーさんはどうなんだろう?はっきり「アイドル」として活動している人もいるよね。

にじさんじには多種多様なライバーが在籍しており、新人の「すぷれあ」のように、アイドルとしてデビューし、ファンを魅了することを活動の主軸に置くケースもあります。

一方で、小柳さんのようにゲーム実況や高い技術力を売りにしている場合、リスナー側も「実力派として見てほしい」という心理が働きやすくなります。ここで、「アイドル的な応援をしたい層」と「配信内容を純粋に楽しみたい層」の間で摩擦が起きてしまうのです。サーバー障害のように一気に解決できる問題ではありませんが、お互いの応援スタンスが異なることを理解することが解決への第一歩となります。

 

まとめ

  1. ガチ恋という感情自体に善悪はなく、問題なのは攻撃的なコメントや荒らし行為などの「行動」である
  2. ボイスなどのコンテンツがある以上、どのようなライバーであってもガチ恋勢がつくのは活動の仕様と言える

推しへの熱量が高まるあまり、つい周りが見えなくなってしまうこともあるかもしれません。ですが、一番大切なのは「ライバーが楽しく活動を続けられる環境を守ること」です。他人と自分の「好き」の形が違っていても、それぞれの境界線を尊重し合うことで、もっと心地よい推し活ができるはずですよ。