SNSや掲示板に書き込まれたコメントを分析し、なぜ最近話題になっているのかを検証しました。
2025年12月末、ホロライブ所属の天音かなたさんが卒業を迎えましたが、その去り際や残された言葉が波紋を広げています。運営体制への不満や特定のメンバーとの不和を示唆するような言動があったとされ、これに呼応した一部ファンによる他メンバーへの攻撃が過激化しているようです。祝福されるべき卒業がなぜこのような混乱を招いているのか、掲示板の声を元に事実関係と背景をまとめました。
【経緯・タイムライン】
- 卒業発表前の不満吐露:運営への不満(マネジメント不足や過重労働等)や、特定の同僚との関係性に悩んでいる旨を配信等で吐露する場面が見られ、ファンの間で憶測を呼んでいました。
- 対談企画での不仲示唆:その後、兎田ぺこらさんとの対談企画において「共演NG」等の内部事情に触れる発言があり、これが特定のメンバー(角巻わためさん等)を指しているのではないかと議論が加熱しました。
- CEOメッセージの欠如:2025年12月27日から28日にかけて卒業ライブが開催されましたが、CEOである谷郷元昭氏からの恒例の卒業メッセージがないことが観測され、円満退社ではないとの見方が強まりました。
- 卒業直後のSNS動向:卒業直後には、天音かなたさんがX(旧Twitter)で特定のメンバーをフォローしたり、意味深なリプライを送ったりした行動が、不仲説の「答え合わせ」と受け取られ、一部のファンが他メンバーへの誹謗中傷を行う事態へと発展しています。
現在、議論の焦点となっている主なトピック
運営および特定メンバーへの「砂かけ」と捉えられた言動
通常、卒業時には感謝や前向きな言葉が並ぶものですが、今回は運営のマネジメント不備や、内部での人間関係の軋轢を公然と示唆したまま去った点が問題視されています。特に「共演NG」や「冷遇」を匂わせる発言は、残されるメンバーに疑惑の目を向けさせる結果となり、企業所属のタレントとして守るべきラインを超えた「砂かけ(去り際の嫌がらせ)」行為であるとの批判が集中しています。具体的な対象として角巻わためさんなどの名前が挙がるような状況を作り出した点に、責任感の欠如を指摘する声があります。
こうした振る舞いに対し、コミュニティでは「立つ鳥跡を濁さずであってほしかった」という失望の声が多く聞かれます。内部事情を暴露することで自身の正当性を主張したかったのかもしれませんが、結果として「恩を仇で返した」と受け止める層も多く、これまで築き上げた信頼やブランドイメージを自ら損ねてしまったのではないかと懸念されています。また、残されたメンバーが不当なバッシングを受ける状況に同情が集まっています。
一部ファン(へい民)による他メンバーへの攻撃と暴走
天音かなたさんの発言を根拠に、一部の熱心なファンが「推しを追い詰めた元凶」として角巻わためさんや運営を攻撃対象に定めています。掲示板等では、根拠の薄い憶測に基づいた誹謗中傷や、他メンバーの配信コメント欄を荒らす行為が確認されており、ファンコミュニティ全体が攻撃的な集団(いわゆる「ファンネル」)化している現状が批判の的となっています。「推しが不遇だったから他を攻撃しても良い」という論理で暴れる層の存在が、騒動をより深刻にしています。
これに対し、他のホロライブファンからは強い拒絶反応が起きています。「推しの言葉を真に受けて他者を攻撃するのはファンとしてあるまじき行為」といった呆れや怒りの声が上がっており、天音かなたさん自身がファンを抑制しなかったこと、あるいは扇動するような形になってしまったことへの責任論も浮上しています。ファンコミュニティ同士の対立構造が生まれており、箱全体への悪影響を危惧する意見も見られます。
YAGOO(谷郷氏)のコメント欠如に見る運営との確執
これまでホロライブメンバーの卒業に際しては、カバー株式会社CEOの谷郷元昭氏が感謝のメッセージを投稿するのが通例でした。しかし、今回の卒業においてはそのメッセージが確認されていません。この異例の事態は、単なる事務的なミスではなく、運営側と天音かなたさんの間に修復不可能な深い溝があったことの証左であると多くのファンに解釈されています。最後まで形式的な和解すら演出できなかった状況が、円満卒業説を完全に否定する材料となっています。
この事実は、一連の不満吐露が単なる個人の感情だけでなく、企業との深刻な対立構造にあったことを裏付けるものとして受け止められています。ファンからは「相当な揉め方をしたのではないか」「会社として見送る姿勢を取れないほどの事態だったのか」と、事の重大さを推測する声が上がり、後味の悪さを残す要因となっています。企業としての毅然とした対応とも、冷淡な対応とも取れる沈黙が、様々な憶測を呼んでいます。
まとめ
一連の議論を整理すると、掲示板等では主に以下の点が批判の核心となっているようです。
- 運営や同僚への不満を公言したまま卒業し、内部の軋轢を露呈させたことによる不信感。
- 推しの言葉を攻撃の正当化理由とし、他メンバーへの誹謗中傷を行う一部ファンの過激化。
- CEOからのメッセージ欠如や不仲説の流布など、円満とは程遠い幕引きに対する後味の悪さ。
今回の騒動は、単なる一タレントの卒業という枠を超え、所属タレントと運営、そしてファンコミュニティとの関係性における深刻な課題を浮き彫りにしました。感情的な対立が解消されないまま幕が引かれたことで、残されたコミュニティには深い分断と不信感が刻まれており、事態の沈静化には相当な時間を要するものと考えられます。