SNSや掲示板に書き込まれたコメントを分析し、なぜ最近話題になっているのかを検証しました。
ストリーマーの切嘛(きるま)氏が、以前から公言していた「初の顔出しは単独ファンミーティングで行う」という方針を変更し、他イベントへのオフライン出演を決定したことが発端です。これに対し、長年の視聴者からは「筋が通っていない」「特定のキャラクター(てつお)が蔑ろにされている」といった困惑や失望の声が上がっており、その対応や説明における矛盾点が議論の中心となっています。
【経緯・タイムライン】
- 一連の経緯:過去の配信において、自身のリアルイベント(顔出し)解禁は「単独ファンミーティング」を最初に行うとファンと約束する。その後、ストグラ内のギャング「868」に関連するイベントへの熱心な勧誘を受け、オフライン出演を受諾することを決定。配信にてイベント出演を発表すると同時に、約束していたファンミーティングについては「来年開催予定である」と事後報告的な釈明を行う。この順序逆転に対し、視聴者から「約束と違う」との指摘が相次ぎ、その後の弁明配信での「断りきれなかった」といった他責的とも取れる発言が、さらなる批判を招く事態へと発展した。
現在、議論の焦点となっている主なトピック
「筋を通す」という発言と行動の矛盾(ファンミの順序逆転)
批判の核心にあるのは、同氏が常々口にしていた「筋を通す」という言葉と、実際の行動における整合性の欠如です。長期間応援してきたファンに対し「最初の顔出しはファンミーティング(ファンへの恩返し)で行う」と明言していたにもかかわらず、外部からの誘いであるギャング関連のイベント出演を優先させたことが「裏切り」と捉えられています。また、その正当化のために「ファンミもやるから筋は通した」という論理を展開したことが、約束の重要性を軽視していると判断され、論理的矛盾として指摘されています。
この事象に対し、コミュニティでは「自分のやりたいことを優先するための後付けの理屈」と冷ややかな視線が向けられています。以前から応援している層ほど、義理や約束よりも「目先の華やかなイベント」や「数字」を優先したと感じており、信頼関係の崩壊を嘆く声が多く見られます。特に、自身の言葉の定義(筋を通す)を都合よく書き換える姿勢に対し、失望感が広がっている状況です。
特定キャラクター(てつお)への対応差と自己顕示欲への懸念
同氏が演じる人気キャラクター「てつお(角刈り・三枚目)」と「ジョシュア(イケメン・ギャング)」の扱いの格差も大きな議論となっています。「てつお」でのリアルイベント出演は「体型やイメージを守るため」として頑なに拒否してきた経緯がある一方で、ビジュアルの良い「ジョシュア」や本人としての出演は容易に承諾した点が焦点です。これにより、これまでの拒否理由はキャラクターへのリスペクトではなく、単に「かっこいい自分を見せたい」というナルシシズムや承認欲求によるものだったのではないかという疑念が噴出しています。
第三者的な視点では、この行動が「古参ファン(てつおファン)」の切り捨てと、「新規ファン(868・関係性ファン)」への乗り換えとして映っています。三枚目キャラクターで人気を博したにもかかわらず、知名度が上がった途端にそれを「黒歴史」のように扱い、見栄えの良い活動にシフトしているように見えるため、長年の視聴者ほど「利用された」という感覚を抱きやすくなっているようです。
釈明配信における「他責的な姿勢」と被害者アピール
騒動後の釈明配信における態度も火に油を注ぐ結果となりました。出演を決めた理由として「主催者からの熱心な誘いがあった」「断りきれなかった」という趣旨の説明を繰り返したことが、自身の決断に対する責任回避であると批判されています。また、「胃が痛い」「眠れなかった」といった自身の体調不良を強調する発言が、批判を封じるための「予防線」や「被害者アピール」として受け取られ、誠意ある謝罪とは程遠いという印象を与えました。
これに対し、掲示板等では「いい大人なのだから、最終的に引き受けたのは自分の責任であるはず」という冷静なツッコミが多数見られます。周囲のせいで仕方なく出演するというスタンスは、誘った相手に対しても失礼であり、全方位に対する配慮が欠けているという厳しい見方が支配的です。素直に「出たいから出る、順番が変わって申し訳ない」と認めれば収まった話が、保身に走ったことで拗れてしまった典型例と言えます。
まとめ
一連の議論を整理すると、掲示板等では主に以下の点が批判の核心となっているようです。
- 約束の反故(ファンミ優先の公言を覆し、その説明が論理的に破綻していること)。
- 既存ファン(救急隊・てつお支持層)と、現在の活動方針(868・ジョシュア優先)との間に生じた深い溝。
- 自己保身と受け取られる弁明により、長年の支持者からの信頼が損なわれた点。
今回の騒動は単なるスケジュールの変更問題にとどまらず、活動初期から支えてきた層が以前から抱いていた「言動の端々に感じる違和感」が一気に表面化した形と言えます。