「他の人はスルーされるのに、なんで推しだけこんなに叩かれるの?」と怖くなることはありませんか。実はこれ、あなたが悪いわけでも推しが悪いわけでもなく、SNSの「ある仕組み」が関係しています。
この記事を読めば、炎上が起きる本当の理由が分かり、不安な気持ちがスッと軽くなりますよ。
なぜVTuberの発言ばかりがターゲットにされてしまうのか
好きなVTuberが少し失言をしただけで、まるで犯罪者のように叩かれてしまう……。見ているだけで辛いし、理不尽に感じますよね。
実は、炎上が大きくなる原因は「発言の内容」そのものよりも、「それを取り巻く人たちの反応」にあります。結論から言うと、VTuber界隈で炎上が起きやすいのは、皮肉なことに「ファンのみんなが熱心で、推しを大切に想っているから」なのです。
どういうことか、SNS(XやYouTubeなど)の裏側の仕組みから分かりやすく解説します。
まず、どんなにひどいことを言う「アンチ」がいたとしても、それだけでは炎上(大火事)にはなりません。ただの「ボヤ」です。多くの人は「あ、なんか変な人が悪口言ってるな」と思って無視して通り過ぎるからです。
しかし、VTuberのファンは推しへの愛が深く、ネットでの活動にとても敏感です。アンチが意地悪な切り抜き動画や投稿をアップしたとき、ファンのみんなは「それは誤解だ!」「そんなつもりで言ってない!」と、すぐに駆けつけて反論してしまいますよね。
実は、この「即座にたくさんの人が反応する」という行動こそが、SNSのコンピューター(アルゴリズム)に、「お、この話題は今すごく盛り上がっているぞ!」と勘違いさせてしまうのです。
「守りたい」という反論が、システム上で「拡散」に変わる理由
その気持ち、本当によく分かります。大好きな推しが傷つけられているのに、黙っているなんて悔しいですよね。
でも、ここがSNSの恐ろしいところなんです。SNSのシステムは、「それが悪口への反論なのか」「楽しい会話なのか」を区別できません。ただ機械的に、「たくさんの人がコメントや引用リポストをしている=みんなが興味を持っている重要なニュースだ」と判定します。
あなたが正義感でアンチに反論(引用リポストやリプライ)をすると、システムはそれを「人気投票の一票」のようにカウントしてしまいます。すると、その話題は「おすすめ」や「トレンド」に載りやすくなり、普段VTuberを見ない全く無関係な人たちの画面にまで表示されてしまうのです。
こうなると、事態は「ファン vs アンチ」の喧嘩では済みません。事情を知らない第三者が入ってきて、「この発言は倫理的にどうなんだ」「教育によくない」といった「正義の議論」を始めてしまいます。
教室の隅っこで起きていた小さな口喧嘩に、拡声器を使って全校生徒を集めてしまい、さらには校長先生や近所の人まで議論に参加しだした状態……これが「炎上」の正体です。つまり、ファンが一生懸命に火を消そうとして投げた言葉が、システム上ではすべて「燃料(薪)」として処理されてしまっているのです。
推しを守るために一番効果的なのは、「システムにこの話題を検知させないこと」。つまり、悔しくてもグッとこらえて、反応せずに事務的に「通報」や「ブロック」だけをして、そっと画面を閉じることなのです。
まとめ
- 炎上が広がる一番の原因は、発言内容ではなく、アンチに対する「ファンの熱心な反論」をシステムが「盛り上がり」と判定してしまうから。
- 反論すればするほど、無関係な第三者にまで話題が届き、「議論」に参加されて収拾がつかなくなる。
「反応しない」というのは、負けを認めることではありません。むしろ、SNSの仕組みを逆手に取った、推しを守るための「最強のバリア」を張ることなんです。あなたは一人じゃありません。冷静なスルーで、推しの笑顔を守っていきましょう。