SNSや掲示板に書き込まれたコメントを分析し、なぜ最近話題になっているのかを検証しました。
にじさんじ所属ライバー・加賀美ハヤトのソロライブ開催を目前に控え、スタンディングエリアでの「モッシュ」等の危険行為を巡る本人の曖昧な発言や、同時期の他公演と比較した際の運営による宣伝待遇の差が物議を醸しています。ライブの安全性と運営方針の公平性に対し、多くのファンから懸念の声が上がっています。
【経緯・タイムライン】
- ソロライブの開催決定と本人の発言:ソロライブの開催決定と共にスタンディングエリアの設置が発表され、本人が配信等でロック・メタル路線を強調しつつ「暴れるなとは言わない」「察してほしい」といった趣旨の発言を行う。
- 規約との矛盾に対する指摘:これに対し、会場規約やイベント注意事項にある「暴れる行為の禁止」と矛盾しているとの指摘が相次ぎ、運営への問い合わせが発生する事態となる。
- 宣伝量の格差への疑問:同時期に開催される箱全体の大型イベント「にじさんじ6周年ツアー(東京公演)」と比較し、当ソロライブの宣伝量(アドトラック、応援広告、関連動画等)が突出して多いことが話題となり、他ライバーのファンからも疑問の声が上がる。
- 開催直前の不安拡大:ライブ直前になっても具体的な禁止事項の線引きやモッシュに対する明確なアナウンスが出されず、ファンの間で当日の安全性に対する不安と憶測が広がり続けている。
現在、議論の焦点となっている主なトピック
モッシュ等の危険行為に対する懸念とルールの曖昧さ
批判の核心にあるのは、会場および主催のガイドラインでは「暴れる行為」「他者への迷惑行為」が禁止されているにもかかわらず、ライバー本人がモッシュやダイブを容認・示唆するかのような発言を行っている点です。特に「安全に楽しみたいVのライブファン」と、本人の前世の活動スタイルである「激しいロック・バンド文化」を持ち込みたい層との間で、認識の乖離が生じています。明確な禁止宣言がないため、当日なし崩し的に規約違反が行われ、怪我人が出るリスクが高まっていることへの警戒感が強まっています。
掲示板等では「万が一事故が起きた際、責任の所在が曖昧になる」「箱全体に迷惑がかかる行為だ」といった厳しい意見が多く見られます。また、ロック文化に不慣れなファンが巻き込まれることを危惧し、運営や本人に対し毅然としたルール周知を求める声が絶えません。本人の「やりたいこと」と「守るべきルール」のバランスが崩れているのではないかという指摘が相次いでいます。
運営による「優遇・ゴリ押し」疑惑と他公演との格差
直後に控える箱全体のツアーファイナル(東京公演)と比較し、当ソロライブへの宣伝リソース(広告量、関連動画の投稿頻度、新規イラスト等)が過剰であるとの指摘が議論の的となっています。客観的な数字(動画再生数や登録者数)と運営からの待遇が見合っていないと感じる層からは、特定のスタッフや上層部による「贔屓(お気に入り)」ではないかという疑念が噴出しており、箱推しファンからの反感を買う要因となっています。特に、ツアー公演の情報を差し置いて個人の宣伝が繰り返される状況に不満を持つ声が少なくありません。
他ライバーのファンからは「多くのライバーが繋いできたツアーの千秋楽をもっと大切にしてほしい」「なぜ一個人のライブだけがこれほど特別扱いされるのか」といった不満の声が上がっています。過度な宣伝がかえって反感を招き、本来のファン以外の層を遠ざけているという冷静な分析も見受けられ、運営のプロモーション戦略に対する不信感が露呈しています。
ファンコミュニティ内の分断とマナー意識
「モッシュはロックの常識」と主張する一部のファン(いわゆる前世を知る層など)と、通常の規約とマナーを守ろうとする層との間で対立が深まっています。規約を守ろうとするファンを「ノリが悪い」「ライブハウスを知らない」と見下すような言動や、独自のルールを押し付けようとする一部の過激な姿勢が、コミュニティ全体の雰囲気を悪化させているとの指摘があります。公式が曖昧な態度を取っていることが、こうしたファン同士の分断を助長しているという側面も否定できません。
これに対し、多くのファンからは「郷に入っては郷に従うべきであり、箱の規約が最優先される」「Vのライブであることを忘れるべきではない」という意見が大勢を占めています。特定のファン層による選民的な態度が、ライト層や新規ファンの参入障壁となり、結果としてライバー本人の評判を落としているのではないかという懸念も示されています。
まとめ
一連の議論を整理すると、掲示板等では主に以下の点が批判の核心となっているようです。
- 主催・会場規約と本人の発言内容の矛盾による、当日の安全性への深刻な懸念。
- 箱全体イベントと比較した際の、不自然なまでの宣伝待遇格差への不満と不信感。
- 異なるライブ文化の衝突による、ファン間の意識乖離とマナーおよび民度への指摘。
今回の騒動は、バーチャルライバーがリアルな音楽文化を取り入れる際の「ルールの線引き」と、運営のプロモーションバランスの難しさを浮き彫りにしました。ライブが無事に終了し、実績として評価されるか、あるいは安全管理や公平性の面で禍根を残すことになるのか、当日の運営対応と結果が注視されています。