SNSや掲示板で話題となっている「レオラス」のAIイラスト騒動について、経緯をまとめました。
配信者のLEON代表さんが主催した『RUST』のイベント「LEON RUST(通称:レオラス)」の公式ロゴに対し、漫画家・イラストレーターのしろまんたさんが過去に描いたイラストを生成AIで加工して作成したのではないかという疑惑が浮上し、大きな騒動となりました。その後、ストリーマーのけんきさんの仲介により、LEON代表さん本人がAIの使用を認め、SNS上で謝罪する事態へと発展しています。これまでの経緯とネット上の反応を整理しました。
騒動の経緯
- レオラスのイベントロゴとして新たなイラストが公開された。
- イベント本番中、参加者の配信画面にそのロゴが常時表示されていた。
- イベント終盤〜終了後、しろまんたさんがイラストの生成AI利用について注意喚起を投稿し、「AI使用疑惑」が一気に広まった。
- しろまんたさん本人からの問い合わせに対し、LEON代表さんは当初AI使用を否定。制作者についても「秘密保持」を理由に明かさなかった。
- ストリーマーのけんきさんが仲介・確認を行った結果、一転してLEON代表さんがしろまんたさんのイラストをAIに学習させていた事実を認めた。
- LEON代表さんが自身のSNS上で謝罪文を公開し、虚偽の説明をしたことなどについて非を認めた。
イベントロゴの不自然な描写と生成AI使用疑惑の浮上
発端となったのは、8月下旬に開催された「レオラス」の配信画面右下に常時表示されていた大会ロゴです。このロゴのキャラクターの表情や髪型、構図が、過去にしろまんたさんが描いたLEON代表さんのイラストと酷似していると指摘されました。さらに、ゲーム内には存在しない近未来的な形状のロケットランチャーが描かれていたり、本来首元にあるはずのファーが武器の表面から不自然に生えていたりなど、AI生成特有の違和感のある描写がいくつも見つかりました。LEON代表さん自身は配信内で「破壊神みたいなロケラン担いでる」とロゴに触れたものの、制作者の名前を紹介することはありませんでした。
ネット上では「親しいクリエイターが善意で描いてくれたイラストを、無断でAIに学習させて改変したのではないか」という疑惑が噴出しました。配信業界やVTuber界隈ではクリエイターへのリスペクトが非常に重視されているため、今回の行為に対し批判的な声が多く上がりました。また、参加していた他の配信者たちもこのロゴを画面に配置していたため、他の配信者への飛び火を懸念するリスナーも少なくありませんでした。
しろまんたさんへの当初の対応と不信感の拡大
レオラス終了後、しろまんたさんが自身のSNSで「イラストの無断生成AI学習・利用」に関する注意喚起を行いました。同時に、親しく交流していたLEON代表さんのアカウントのフォローを解除したため、ファンの間では「この注意喚起はレオラスのロゴのことではないか」と大きな話題になりました。しろまんたさん本人が直接確認した際、LEON代表さんは当初「AIを使用した認識はない」と否定し、制作者についても「秘密保持の観点から開示できない」と説明していたそうです。また、イベント直後にLEON代表さん側が長年使用していたSNSアイコンを急遽別の画像に変更したこともあり、何の説明もない不自然な動きが周囲の困惑を深めました。
ファンからは、ゲーム企画を楽しんでいたクリエイターがショックを受けていることに対する同情の声が多く寄せられました。さらに、疑惑に対して事情を説明しないままアイコンを変更し、周囲の配信者たちもこの件に触れづらい状況になっていたため、「このままうやむやにするつもりなのでは」と不信感を募らせるファンも増えていきました。
けんきさんの仲介による事実確認と謝罪
騒動が大きくなる中、配信者のけんきさんが仲介に入り、LEON代表さんへ事実関係の確認を行いました。その結果、LEON代表さんは一転して「しろまんたさんからいただいたイラストをAIに読み込ませてロゴを作成した」と事実を認めました。その後、LEON代表さんは自身のSNSに時系列をまとめた謝罪文を投稿し、しろまんたさんへ虚偽の回答をしてしまったことや、信用を裏切る行動をとってしまったことを謝罪しました。
この公表に対し、「第三者であるけんきさんが仲介しなければ真相は隠蔽されていたのではないか」「一度嘘をついてごまかそうとしたのは不誠実だ」といった厳しい批判が相次ぎました。また、参加者全員の配信画面に問題のロゴが表示されていたことから、大手事務所所属のVTuberやストリーマーたちのアーカイブ動画への影響を心配する声も上がっており、周囲を巻き込んだ責任の重さが問われています。
まとめ
今回の問題点は以下の3つに集約されます。
- 親交のあるクリエイターから提供されたイラストを、無断で生成AIに読み込ませてロゴを作成したこと。
- 作者本人からの確認に対し、最初は虚偽の説明をして隠蔽しようとしたこと。
- 問題のロゴを参加者全員の配信画面に常時表示させ、多くの配信者やVTuberを巻き込んでしまったこと。
配信者同士の楽しい交流を期待してイベントを応援していた視聴者にとって、裏でクリエイターが傷つけられていた事実は非常に残念なものでした。クリエイターへの敬意を欠いた行為に加え、当事者からの問い合わせに一度は嘘をついてしまった不誠実な対応が、事態をさらに悪化させたと言えます。
LEON代表さんが周囲からの信頼を回復するためには、関係するクリエイターや参加配信者に対して誠実に対応し、今後の活動や企画運営においてどのようにコンプライアンスを守っていくのか、明確な姿勢を示すことが求められます。


