なぜアクシア・クローネさんは活動休止をすることになったのか?荒らし行為と誹謗中傷した人たちは逮捕されるのか?【にじさんじ】

 

2022年8月18日、にじさんじ所属の男性Vtuber アクシア・クローネさんの配信活動休止が発表されました。

今回は、この件について解説していきたいと思います。

 

なぜアクシアさんは活動休止をすることになったのか?

 

HIKAWA
なんでアクシアさんは活動休止をせざるをえない状況になってしまったの?

 

今回の件については、にじさんじを運営する『えにから』が公式文書をホームページにアップ(https://www.anycolor.co.jp/news/ptphttmlev)しています。

この文章を軸にして話を進めていきます。

 

アクシアさんが配信活動を休止するに至った経緯はその公式ページにしっかりと記載があります。

 

2022年春頃より、SNS等においてアクシア・クローネに対する誹謗中傷、悪意に基づく虚偽の情報の流布、アクシア・クローネに関わった他の弊社所属ライバーに対する誹謗中傷や危害予告(以下「誹謗中傷行為等」)がなされ、これが悪化・継続しておりました。
そして2022年8月、アクシア・クローネ以外の多くの弊社所属ライバーの配信においても、アクシア・クローネの名前が含まれたスパムコメントが大量に投稿され、弊社の配信事業に対する著しい業務妨害行為が行われるようになりました。

上記のように、アクシア・クローネ以外の他の弊社所属ライバーにも被害が及んだことから、アクシア・クローネより配信活動を休止したい旨の相談があり、本人の心身の健康のためにも、活動を休止するという判断に至りました。

 

2022年の春ぐらいからアクシアさんに対する誹謗中傷、悪意がある嘘情報を広める行為があったようです。

しかし、それが直接的な活動休止に至ったのではなく、2022年8月から見られるようになった『アクシア・クローネ以外の多くの弊社所属ライバーの配信においても、アクシア・クローネの名前が含まれたスパムコメントが大量に投稿され』という部分が活動休止の決定打になったと思われます。

 

アクシアさんにだけ誹謗中傷が送られていたのであれば、まだ活動休止をするところまではいかなかったでしょう。

ですが、他のにじさんじ所属ライバーのチャットやコメント欄にまでその悪意が広まってしまうと「自分のせいで迷惑がかかった」という気持ちが強くなってしまいます

借金取りの怖い人達が「家族がどうなってもいいの?」と脅すように、人間というのは「自分がキッカケで他人にまで被害が及ぶ」と精神的にかなり追い込まれてしまうものです。

 

アクシアさんも8月以降のスパムコメントにより一気に申し訳ない気持ちが強くなり、活動休止に至ったのだと思われます。

 

 

なぜアクシアさんに誹謗中傷が来るようになったのか?

 

HIKAWA
そもそも、なんでアクシアさんにはそんなに誹謗中傷コメントがくるようになってしまったの?

 

弊社所属ライバーの虚偽の風説の流布の助長を行い、弊社の配信事業に対する業務妨害行為を行っているインターネットサイト運営者に関しては、発信者情報開示請求を通じて、その人物の特定に至っておりますことを付言いたします。

 

今回の公式文書には「嘘情報を流したインターネットサイト運営者」に対しても対処をしているということが書かれています。

今回の件にはインターネットサイト、いわゆる「まとめサイト」が大きく関わっているということになります。

 

では、アクシアさんへの誹謗中傷コメントが見られるようになった2022年の春あたりにアップされたまとめサイトの記事には何が書かれていたのか?

実際にまとめサイトを見てみると、2022年1月あたりからアクシアさん関連の記事が急激に増えていることがわかりました。

 

まとめサイトの情報を見てアンチ化した人たちが春頃に暴徒化したと考えると、やはりまとめサイトの影響は大きかったのだと思います。

 

ちなみに、まとめサイトの記事の内容としては、同じにじさんじ所属の女性Vtuberとの仲の良さを取り上げられたものが中心でした。

記事は女性Vtuberと付き合っている?風な方向で書きつつ、アクシアさんの女性リスナーを煽るような構成になっています。

まとめサイトの情報を鵜呑みにしてしまった女性リスナーが暴徒化してしまった、と考えるのが自然でしょう。

 

 

誹謗中傷をした人たちは逮捕される?

そこで、弊社はアクシア・クローネと協力のうえ、上記の誹謗中傷行為等及び弊社配信事業に対する悪質な業務妨害行為及び営業権侵害について、顧問法律事務所及び警察と連携のうえ、業務妨害罪を主な根拠とする刑事手続、並びに、発信者情報開示請求及びこれに引き続く損害賠償請求に係る民事手続の双方を見据えた具体的な法的対処を既に開始いたしております。

 

えにからは既に法的処置への手続きを開始していると表明しています。

昨今のインターネットでは誹謗中傷問題が大きく取り上げてはいますが、誹謗中傷だけではなかなか犯人を逮捕というところまではいかないのが現状です。

しかし、今回は「誹謗中傷によってアクシアさんが活動休止に追い込まれた」ことにより、えにからとしては「収入が減った=業務を妨害された」という方向から訴えをスムーズに起こすことができます。

公式文書にも書かれていますが「業務妨害、営業妨害」で訴えられるということです。

 

 

今後アクシアさんはどうなる?

今回のアクシアさんは「配信活動」を休止すると発表されています。

ボイス販売等は継続して行われるものと思われます。

 

活動休止期間に関しては、今回の件の決着がつくまでは復帰は難しいと思われます。

 

裁判等が始まってしまうと、アクシアさんが配信で余計なことを言ってしまった場合、相手側に揚げ足を取られてしまう可能性があります。

発言内容によっては裁判所から誹謗中傷行為を認められない、誹謗中傷した人が無罪になってしまうことも考えられます。

ですので、裁判で一通りの決着がつくまでは活動は再開しないはずです。

 

今回はかなりの覚悟を持っての活動休止、えにからとしてもガチギレでの対応となっています。

しっかりとした解決を迎えて欲しいです。