YouTubeの動画を無料で見るためには最初に流れる広告を見なければいけません。
有料サービスの『YouTube Premium』に加入すれば広告は流れませんが、加入していない人は毎回広告を見る必要があり面倒に思うでしょう。
さらに、面白い広告であればまだ良いですが「不快な広告」が流れてくることもあります。
というわけで今回は、「YouTubeの広告でなぜか出会い系のものばかりが流れるようになった!」について解説していきます。
YouTubeの広告システム
YouTubeで表示される広告は、見ている人によって異なります。
例えば、10人の人が同時にHIKAKINさんの同じ動画を見た時に、その10人ごとに表示される広告は違うのです。
ある人には化粧品の広告が流れ、また別の人にはゲームアプリの広告が流れるのです。
YouTubeの広告システムはこのようになっていることを理解しておきましょう。
では、人それぞれで異なる広告は表示されるはどのように決まるのか?
人それぞれ違う広告が流れると言いましたが、これはランダムで広告が流れるわけではありません。
ちゃんとその人の興味にあったものが表示されるようになっています。
例えば女性視聴者だったら化粧品とか美容の広告が流れやすく、ゲームが好きな人だったらゲームアプリの広告がよく表示されるということです。
YouTubeで美容系の動画ばかり見ていると美容の広告が流れやすくなる、というのはなんとなくわかるでしょう。
しかし、普段はゲーム実況配信しか見ていないのに美容の広告ばっかり流れることもあります。
YouTube側が「この人は美容に興味があるだろう」と狙い撃ちしてきているかのようです。
意外と知られていませんが、YouTubeはGoogleの子会社です。
YouTubeはGoogleから情報を得ています。
ですので、Googleで検索したことだったり、Googleマップで検索したお店や場所、それらの情報はGoogleからYouTubeへ渡り広告を表示されるときのデータとして使われているのです。
YouTubeではゲーム実況配信ばかり見ていても、Google検索で美容について調べていたらYouTubeでは美容の広告が表示されるということです!
YouTubeで出会い系の広告ばかりが表示される
というわけで今日の本題である「YouTubeの広告でなぜか出会い系のものばかりが流れるようになった!」についてです。
もうおわかりと思いますが、Google検索のデータや普段見ている動画の内容によって「こいつは独身っぽくて恋人作りたそう」とYouTubeのシステムに判断されると出会い系の広告が表示される回数が増えます。
Googleは膨大なデータを持っています。世界中の人の検索傾向から「出会い系に興味ありそう」というのを導き出しています。
直接的に出会いを求めるようなワードで検索せずとも、「服について調べた」とか「水族館や映画館について調べた」からも出会いを求めていると判断されているかもしれません。
異性を気にして外見に気をつけるようになったから「服について調べた」、水族館と映画館はデートによく使われる場所だから、ってことです。
ずっとYouTubeを見ていれば「この時間に毎日YouTubeを見ているってことは恋人がいない」と判断されていることもあるでしょう。
とにかく、想像以上にGoogle(YouTube)は個人のデータを解析して視聴者に合った広告を出してきます。
ちなみに私は引っ越しで物件や家具などを調べている時に出会い系の広告が多く表示されるようになりました。
たぶん、一人暮らし用の間取りの物件を探していた、ベッドが一人用だった、などの情報から「こいつ独身だ!出会い求めてるはず!」と判断されたのでしょう。
広告を変える方法
ここまでの説明でわかったと思いますが、YouTubeで表示される広告を変えるには「自分が出会い系以外のことに興味のある人物」だとYouTubeのシステムにアピールする必要があります。
例えば、株価について調べていると出会い系の広告が少なくなって徐々に金融関係の広告が表示されやすくなっていきます。
とはいえ、表示される広告を変えるのはかなり難しいです。
どこかで気を抜いてエロいサイトなんかを見れば一発で出会い系の広告ばっかり出てきます。
YouTubePremiumに加入するのが唯一確実に出会い系の広告を見ない方法ですね。