【Vtuber】そのコメント嫌われてるかも?配信でやりがちなNGコメントと愛される視聴者になるための心構え【ストリーマー】

 

「大好きな配信者のライブ配信!コメントで応援したいけど、どんなコメントをすればいいか分からない…」

「良かれと思って書いたコメントが、実は迷惑だったらどうしよう…」

 

あなたも一度はそう思ったことはありませんか?

YouTubeやTwitchなどのライブ配信は、配信者と視聴者がリアルタイムで交流できる素晴らしい場所です。

しかし、その手軽さゆえに、意図せず配信者や他の視聴者を不快にさせてしまうコメントをしてしまうことも少なくありません。

 

この記事では、多くの配信者や視聴者が「正直やめてほしい」と思っているNGコメントの具体例から、なぜそれが嫌がられるのかという理由、そして「この人がいると配信が楽しくなる!」と思われるような”愛される視聴者”になるための心構えまで、徹底的に解説します。

 

 

「初見です」「寝ます」はなぜNG?悪意なきコメントの境界線

HIKAWA
配信中に「初見です」とか「もう寝ますね!」ってコメントしたら、後で他のリスナーさんに注意されてしまいました。何が悪かったのでしょうか?

 

まず、多くの人が一度は書いたことがあるであろう、この2つのコメントについて考えてみましょう。

一見すると、何も問題ないように思えますが、なぜ一部で敬遠されるのでしょうか。

 

「初見です!」という自己紹介

新しい視聴者が来てくれたことを知らせるこのコメント。

配信者によっては「いらっしゃい!」と歓迎してくれることもあります。

しかし、配信の流れやコミュニティの雰囲気によっては、以下のような負担をかけてしまう可能性があるのです。

 

  • 配信の流れを止めてしまう
    ゲームの重要シーンや、真剣なトークの最中にこのコメントが来ると、配信者は一度流れを止めて「初見さん、いらっしゃい!」と対応せざるを得ません。これが何度も続くと、配信のテンポが著しく損なわれます。
  • 配信者にプレッシャーを与える
    「初見さんが楽しめるように特別な配慮をしないと…」と、無言のプレッシャーを与えてしまうことがあります。
  • 常連リスナーとの不公平感
    いつも見に来てくれる人には特に挨拶しないのに、「初見」と名乗った人にだけ反応するのは不公平だと感じる人もいます。

 

では、最初はどういうコメントをすればいいのか?

自己紹介から入るのではなく、まずはその場の配信内容に触れるコメントから始めてみましょう。

「このゲーム面白いですね!」「今のプレイ、すごかったです!」といったコメントなら、自然に会話の輪に入ることができます。

 

 

「寝ます」「お風呂行ってきます」という離脱報告

律儀に離脱を報告するこのコメントも、実は配信の勢いを削いでしまうことがあります。

 

  • 視聴者の連鎖退室を誘発する
    「寝ます」というコメントを見ると、「あ、もうそんな時間か、自分も寝よう」と他の視聴者の離脱を促してしまうことがあります。
  • 配信者の反応に困る
    「おやすみなさい」と返すしかなく、会話が広がりません。これも配信の流れを止める一因です。
  • 「構ってほしい」と思われがち
    配信者に引き留めてほしい、自分の存在に気づいてほしい、という「かまってちゃん」的な意図があると見なされ、良い印象を持たれないことが多いです。

 

では、配信中に本当に寝る場合、どうコメントをすればいいの?

基本的には、何も言わずにそっと退出するのが最もスマートなマナーです。

配信が終わるまで見ていたなら、最後に「お疲れ様でした!」とコメントするのが一番美しい締め方です。

 

 

やってしまいがち!配信で嫌われるNGコメント集

HIKAWA
もしかして、みんなやってるけど実は嫌われるコメントってある?

 

上記のコメント以外にも、配信の雰囲気を壊してしまう可能性のあるコメントはたくさんあります。

代表的なものを理由と共に見ていきましょう。

 

 

1. 指示・アドバイス・ネタバレ系(通称:指示厨)

配信者が求めていないのに、ゲームの攻略法やプレイ内容にあれこれと口を出す行為です。

  • 例:「そこは右に行くべき」「その武器は弱いから変えた方がいい」「そのキャラの正体は〇〇だよ」
  • なぜNGか?
    配信者は、リスナーに教えを請うために配信しているのではありません。成功も失敗も含めて、自分の力で考え、試行錯誤する過程を楽しみたいのです。過度な指示は、その楽しみを根本から奪う行為に他なりません。

 

 

2. 他の配信者の名前を出す・伝書鳩コメント(通称:鳩)

その配信とは無関係な他の配信者の名前を出したり、他の配信での出来事を報告したりする行為です。

  • :「〇〇さんも今、同じゲームの配信してるよ」「△△さんの配信であなたの話が出てましたよ」
  • なぜNGか?
    今この場の配信に集中している配信者とリスナーに対して非常に失礼です。レストランで食事中に、他のレストランの話ばかりするようなものだと考えましょう。「よそはよそ、うちはうち」が鉄則です。

 

 

3. 配信の状況に関するメタ的なコメント

配信者自身が最も気にしているであろう、視聴者数やコメント数といったデリケートな部分に触れるコメントです。

  • :「今日は視聴者少ないね」「さっきより人減ったね」「コメントの流れが遅いね」「元気ない?疲れてる?」
  • なぜNGか?
    悪意なく心配して言ったとしても、配信者のモチベーションを著しく低下させ、不安を煽ります。パフォーマンスに直接影響しかねない、非常に破壊力の高いコメントです。配信者はプロとして表に立っています。その裏側をわざわざ指摘するのは避けましょう。

 

 

4. 自分語り・日記系のコメント

配信内容と関係なく、自分の身の上話を長々と始めたり、今日の出来事を報告したりする行為です。

  • :「今日、学校で嫌なことがあって…」「僕もそのゲーム持ってるけど、〇〇まで進んだよ」
  • なぜNGか?
    コメント欄はあなたの個人的な日記帳ではありません。主役はあくまで配信者と、その場のコンテンツです。自分語りは、配信の流れを自分という個人に向けさせる自己中心的な行為と見なされます。

 

5. リスナー同士の過度な会話

配信者をそっちのけで、コメント欄でリスナー同士が内輪ネタで盛り上がる行為です。

  • :「〇〇さん、こんにちは!この前の配信もいましたよね?」「△△さん、そのアイコン可愛い!」
  • なぜNGか?
    配信の主役は配信者です。リスナー同士の馴れ合いは、新しい人がコメントしづらい雰囲気を作り出し、コミュニティの輪を狭める原因になります。挨拶程度なら問題ありませんが、会話を続けないようにしましょう。

 

 

6. 答えにくい個人的・深刻な質問

配信者のプライベートに踏み込んだり、スタンスを表明しづらいデリケートな話題を振ったりする行為です。

  • :「彼女(彼氏)いるんですか?」「どこに住んでるんですか?」「〇〇(炎上騒動)についてどう思いますか?」
  • なぜNGか?
    配信は公の場であり、プライベートな詮索や思想調査の場ではありません。配信者を困らせ、場の空気を凍りつかせるだけの結果に終わります。

 

 

愛される視聴者になるための「3つの心構え」

HIKAWA
うーん、なんかいろいろ考えてたらコメントしづらくなってきた…。

 

では、どのようなことを意識すれば、配信者からも他の視聴者からも歓迎されるコメントができるのでしょうか。

難しく考える必要はありません。

たった3つの心構えを持つだけで、あなたのコメントは劇的に変わります。

 

1:ここは「1対多の放送」であると心得る

一番大切なのがこの意識です。

友達との1対1のDMではありません。

ここは、ステージに立つ演者(配信者)と、大勢の観客(視聴者)がいるライブ会場です。

自分の発言は、配信者だけでなく、そこにいる全員に見えていることを常に意識しましょう。

この意識があれば、個人的な話や自分だけへの特別な対応を求めるコメントは自然となくなります。

 

 

2:「今、ここ」のコンテンツに集中する

配信の主役は、今まさに目の前で起きていることです。

あなたのコメントは、その出来事へのリアクションであるべきです。

過去の配信の話や、他の配信の話、未来へのリクエストではなく、「今」起きていることに全力で乗りましょう。

そうすれば、あなたのコメントは配信者との最高のパス交換になり、配信をさらに盛り上げることができます。

 

 

3:配信の「勢いをプラス」にする言葉を選ぶ

あなたのコメント一つで、配信の雰囲気は作られます。

どうせなら、配信の勢いを加速させるガソリンのようなコメントを心がけましょう。

「今のすごい!」「その発想はなかったw」「この話めっちゃ面白い!」といったポジティブな感想やリアクションは、配信者が「もっと話したい!」「もっと見せたい!」と思う原動力になります。

自分のコメントが、場のエネルギーをプラスにしているか、マイナスにしていないかを常に意識することが大切です。

 

 

迷ったらコレ!投稿前の「1秒セルフチェックリスト」

心構えは分かったけど、いざコメントするとなると迷ってしまう…というあなたへ。

コメントを書き込んでエンターキーを押す前に、一瞬だけ心の中で使えるチェックリストを用意しました。

 

  1. これは「配信の内容」についてのコメントか?
    • (自分の話や、関係ない話になっていないか?)
  2. これは配信者に「特別な対応」を求めるコメントか?
    • (感想やリアクションか? それとも返事を強要していないか?)
  3. これを見た人は「ポジティブな気持ち」になるか?
    • (誰かを不安にさせたり、不快にさせたりしないか?)

 

この3つの質問をクリアしていれば、あなたのコメントが問題になることはまずありません。

ぜひ、コメント投稿前の習慣にしてみてください。

 

 

まとめ

良いコメントとは、決して気の利いた面白いコメントである必要はありません。

大切なのは、配信者や他の視聴者への「配慮」と「リスペクト」です。

 

今回紹介したNGコメントも、その多くは悪意からではなく、「配信に参加したい」「配信者の役に立ちたい」という善意から生まれています。

しかし、その善意が時として配信の妨げになってしまうことがある、ということを知っておくだけで、あなたのコメントは大きく変わるはずです。

 

正しいマナーを身につけることは、配信者を守るだけでなく、コミュニティ全体の雰囲気を良くし、結果的にあなた自身の視聴体験を最高のものにしてくれます。

さあ、今日からあなたも「愛される視聴者」として、推しの配信をさらに盛り上げていきましょう!