Vtuber界隈の「シュバる」って何?ファンと配信者で変わる意味を徹底解説!

 

「最近、VtuberのコメントやSNSで『シュバる』って言葉をよく見るけど、どういう意味なんだろう?」

「なんだかネガティブな雰囲気で使われている気がする…」

 

Vtuberや配信者の界隈で急速に広まったネットスラング、「シュバる」。

この言葉、実は使われる相手が「ファン」なのか「配信者」なのかによって、少し意味合いが変わってくるんです。

 

この記事では、「シュバる」の基本的な意味から、それぞれの使い方、そしてなぜネガティブな言葉として扱われるのかまで、具体例を交えて分かりやすく解説していきます!

 

 

「シュバる」の基本的な意味と語源

HIKAWA
「シュバる」ってどういう意味?

 

「シュバる」とは、もともと「素早く駆けつける」「即座に現れる」といった様子を表す言葉です。

何かが素早く動く時の効果音「シュバババ!」を動詞にしたもので、元々はオンラインゲームなどで仲間が助けに駆けつけてくれた時などに使われる、ニュートラルな言葉でした。

 

しかし、現在のVtuber界隈では、この「素早く駆けつける」という行動に、皮肉や軽蔑のニュアンスが加わって使われることがほとんどです。

 

 

ファン(視聴者)に対して使われる「シュバる」

HIKAWA
SNSで「あそこのリスナー、またシュバってきたよw」というコメントを見ました。

 

こちらが最もよく使われるパターンです。

ファンに対して「シュバる」が使われる時、それは「自分の推し(好きな配信者)が少しでも批判されたり話題に出されたりした際に、即座に駆けつけて過剰な擁護や反論をする」という迷惑行為を指します。

 

使用例
「〇〇の今日の企画、ちょっと微妙だったな」というSNSの呟きに対して
→「どこがですか!〇〇さんはいつも最高です!見てもいないくせに批判しないで!」 と、ファンが即座に攻撃的なリプライを送る。

このような、自分の推しを思うあまり、冷静さを欠いて過剰防衛に走ってしまうファンを、第三者が客観的に見て「あいつ、またシュバってきたよ…」と呆れたり揶揄したりする文脈で使われます。

 

なぜ、このようにコメントでシュバってくるファンはネガティブに見られるのか?

  • 議論を封殺してしまう:少しでも批判的な意見を言うと攻撃されるため、建設的な会話ができなくなります。
  • ファンの民度が低いと思われる:過剰な擁護は、周りから見れば「痛々しい」「厄介なファン」としか映りません。
  • 結果的に推しの評判を落とす:「〇〇のファンは厄介」というイメージが定着し、かえって配信者本人の足を引っ張る結果になりかねません。

 

 

配信者(Vtuber)に対して使われる「シュバる」

HIKAWA
匿名掲示板でとあるVtuberが「あいつまたシュバってきたよw」と叩かれているのを見ました。

 

一方で、この言葉は配信者本人への批判として使われることもあります。

特に、以下のような文脈で目にすることが多いでしょう。

 

使用例 「またあいつ、人気Vtuberのコラボにシュバってきたわ」

 

この場合の「シュバる」は、「自分の人気や知名度を上げるために、人気者や話題の企画に節操なく参加しようとする」という意味合いで使われます。

根底にあるのは、「自分の実力で人気を得るのではなく、他人の威光を借りようとしている」という批判的な視点です。

 

  • 虎の威を借る狐だと思われる:「コラボに寄生している」「人気者に媚びを売っている」と見なされ、主体性がないと評価されます。
  • ソロ配信から逃げていると見られる:「あの人はコラボじゃないと数字が取れない」「一人では面白くないんだろう」という、実力不足のイメージに繋がってしまいます。
  • 厚かましいと思われる:どこにでも顔を出すその姿勢が、周りからは「厚かましい」「がっついている」と映り、良い印象を与えません。

 

まとめ

「シュバる」という一つの言葉も、誰に対して使われるかでそのニュアンスが変わってくることがお分かりいただけたかと思います。

この言葉を見かけた時は、それがファンに向けられたものなのか、それとも配信者本人に向けられたものなのかを一度立ち止まって考えてみると、その場の会話の流れやコミュニティの雰囲気をより深く理解できるかもしれません。

ネットスラングは日々生まれては変化していきます。

意味を正しく理解して、快適な視聴者ライフを送りましょう!