初配信から驚異的な人気を誇り、瞬く間にチャンネル登録者数が100万人を突破したVtuberの『壱百満天原サロメ』さん。
人気Vtuberグループのにじさんじ所属というアドバンテージがありましたが、それでもその人気は異常とまで言っていいでしょう。
というわけで今回は、サロメさんがここまで人気となった理由について考察していきます。
サロメさんの配信方式
サロメさんの配信の内容は今までのVtuberさんと変わりないです。
「しゃべり方」や「ワードセンス」に特徴があって面白いというのはもちろんありますが、今までのVtuberがやってきていない奇抜なことをやっているわけではないです。
では、今までのVtuberとは何が違ってこれほどに注目を浴びたのか?
この理由を考察していくときには「今までのにじさんじ所属Vtuber」と何が違うのか?と言ったほうがいいかもしれません。
今にじさんじ所属Vtuberのほとんどが2時間以上の配信が当たり前です。
APEXだったり、マイクラだったり、いろいろなゲーム配信で2時間以上になることが多いです。
一方、サロメさんの配信は1回が1時間くらいです。
1回あたりの配信時間が違うのです!
短時間配信が人気の理由
Vtuberがここまで人気になった背景にはコロナウイルスにより在宅時間が増えたというのが一つの大きな要因です。
みんなずっと家にいて暇だから、長時間配信をするVtuberやストリーマーを見るようになったのです。
実際に私もVtuberやストリーマーの存在を知ったのは在宅時間が長くなったときからです。
しかし、今は普通の生活が戻ってきて在宅時間はかなり減っています。
1日にYouTubeを見る時間が激減したのです。
そうなってくると、Vtuberの長時間配信を見ることは時間的に不可能になります。
その証拠としてここ最近は本配信を見ずに切り抜き動画だけを見る視聴者がかなり増えています。
結果として、今は長時間配信よりも短い時間の配信の方が好まれる傾向にあります。
そんなタイミングでちょうど登場したのが1時間の配信が基本のサロメさんということです。
初配信で胃カメラの画像を紹介したりとインパクトは十分、そして短い配信時間という見やすさから視聴者は「これなら継続して見たいかも?とりあえずチャンネル登録しておくか~」となったわけです。
初速で爆発的人気になれば、あとはその注目度でネットニュースやらにも多数取り上げられるので登録者数は自然と増えていきます。
今後のVtuberの配信形式
サロメさんが登場する前から1~2時間の短い時間での配信を行っている人は多かったです。
ただ、それ以上に長時間配信をする人が多く、視聴者としても長時間配信を求めていたという環境がありました。
しかし、今は明らかに短時間配信の方が需要があります。
もう長時間配信を全部見ることが出来る視聴者の絶対数が少ないです。
テレビ番組も昔は3時間以上の特番が多くありましたが今は少なくなっています。
YouTubeに限らず日本人の需要としてエンタメ鑑賞を長時間も見ることは求められなくなってきているのです。
というわけで今後のVtuberは1~2時間の短時間配信が主流になっていくと思います。
リスナーとしてもその方が1日に何人ものVtuberの配信を見ることができますし、Vtuber事務所としても「自社所属のいろんなVtuberが見てもらえるからビジネス的にもありがたい」と思います。