ブログ記事を書くときや動画を投稿するときに、有名人の顔写真やキャラクターの画像を使いたい。
そういうことがあるでしょう。
しかし、そのときに注意しなければいけないのは「著作権」や「肖像権」の問題です。
というわけで今回は、「画像にモザイクをかけたりすれば著作や肖像権の問題をクリアできるの?」について解説していきます。
基本的な画像の使用ルール
まずは、基本的な画像使用ルールを確認しておきましょう。
どこかから画像をダウンロードしてきて自分のブログや動画で使う際には著作権が関わってきます。
著作権のルールを守らずに使用すれば著作権侵害でアウトです。
著作権のルールは難しそうですが考え方はとても単純で簡単です。
「他人の画像は勝手に使っちゃダメ」ってことです。
学校に消しゴムを持ってくるのを忘れたから友達に「消しゴム貸して~」と言って借りる、それと同じことです。
友達の消しゴムを勝手に使ったらダメ、一般常識として当たり前のことですね。
画像を勝手にタダで使えるのであればカメラマンさんは写真で稼げません。
絵を勝手にタダで使えるのであれば絵描き師さんは稼げません。
そういうことです。
「フリー画像」というのは、あらかじめ「自由に使っていいよ~」という許可が出ている画像のことです。
消しゴムで例えると「この消しゴム、自由に使っていいよ~」と、消しゴムの持ち主がすでに宣言している状態と同じです。
ちなみに、フリー画像を提供しているサイトには概要欄やガイドラインに使うときのルールが記載されています。
自由に使っていいけど5枚までしかダメだよ、とか。
お金稼ぎ目的で使うのはダメだよ、とかの条件が書かれていることが多いです。
その条件を破って使うとフリー画像でも著作権侵害で訴えられてしまう可能性がありますので注意しましょう。
モザイクをかければ良いの?
最近のYouTube動画を見ていると、有名人の顔写真にモザイクをかけていたり、有名キャラクターにモザイクをかけて使用しているものを見かけます。
アニメキャラのモノマネをしたときのイメージ画像として、そのアニメキャラにモザイクをかけて表示させたりしているのをよく見ます。
結論から言えば、モザイクをかければ自由に画像を使えるということにはならない、です。
モザイクをかけたところで「画像を使っている」という事実には変わりはありません。
逆に、モザイクをかけているということはバレないようにしてるだけで著作権侵害をしている自覚はあるじゃんということになります。
YouTubeのシステム上、モザイクをかければ著作権侵害を見つける自動探知AIを騙すことはできます。
しかし、それは著作権侵害がバレていないだけです。
モザイクをかけても画像を無許可で使っていれば著作権侵害です。
顔写真に目線を入れれば良いの?
最近はモザイクではなく、顔写真やキャラクターの画像に目線を入れるパターンも見かけます。
もちろん、目線を入れれば著作権や肖像権がクリアになるということはありません。
理由はモザイクのときと同じです。