【Vtuber】オーディション用動画のコツとは?編集はすべき?マイクは良いものを使った方が良い?

 

昨今、Vtuberのオーディションが増えてきています。

私は放送作家という仕事をしている都合上、そのオーディションを担当することがあります。

というわけで今回は、Vtuberになるための最初の難関「オーディション用動画のコツ」を紹介していきます。

 

オーディション用動画とは?

 

HIKAWA
Vtuberになりたくて応募しようと思っているのですが、オーディション用動画を提出しなければいけないらしいです。オーディション用動画ってなんですか?

 

Vtuber事務所では新しくVtuberになりたい人を募集しており、その新Vtuberに応募するためにはオーディションを通過する必要があります。

で、オーディションでは一次審査として【簡単な履歴書的な物】と【PR動画】の提出を義務付けられていることがほとんどです。

履歴書的なものは名前や連絡先を書くだけで済むので簡単だと思いますが、問題はPR動画の方です。

 

このPR動画(オーディション用動画)で良い印象を与えなければ、そこで落とされてしまいVtuberになることができません。

言ってしまえば、履歴書的な物で記入ミスがあったとしても、PR動画が凄く良ければ審査を通過するでしょう。

それだけPR動画というのは大事です。

 

どんな動画を撮ればいいの?

 

HIKAWA
オーディション用動画を作りたいんだけど、みんなどういう動画を作ってきてるの?

 

オーディション用動画の内容に決まりはありません。

  • ラジオのように喋るだけの動画
  • ゲーム実況をしている様子を録画した動画
  • 流行りの歌を歌っている動画
  • 特技を披露している動画

どんな内容でも良いです。

ただし、そこで自分の良さをアピール出来ていないと意味はありません!

 

「ゲーム実況をしているけどボソボソ喋っているだけで面白くない」、これでは審査を通過できないでしょう。

「歌を歌っているけど音程を外しまくっているし、噛み噛みだし、歌詞を間違っている」、これももちろんダメです。

 

実際にVtuberになってそれを配信でやったとき、それでファンは増えるのか?

どんな内容でも良いですが最低限のクオリティは必要です。

 

 

HIKAWA
最低限のクオリティって具体的にどれぐらい?

 

ゲーム実況で「こんなところになっ、あっ、なんでqうぇrっt」と噛み噛みになってしまったら、その部分はカットするなりした方が良いです。

喋っていることを噛むというのはオーディションではマイナスポイントです。

 

オーディションではとんでもない数の動画を見ることになります。

面白くて素晴らしい動画が多数寄せられます。

そんな激戦を勝ち抜かなければいけないのに、噛み噛みシーンをPR動画に入れてしまうのは、他の優秀な動画と見比べた時に「うーん、こっちの方が良くないね」と判断されてしまいます。

 

 

マイクはちゃんとしたものを使うべき?

 

HIKAWA
オーディション用動画を撮影したいんだけどマイクがありません。スマホに直接録音したものを動画化するのはダメ?

 

Vtuberというのは声がかなり大事です。

それなのに音質の悪いマイクで録音してしまっては自分の声の良さをアピール出来ません。

やはりスマホで直接した音声では音質が悪く、動画を見ても「うーん、声良いのかこれ?」となりプラスポイントにはなりません。

 

昨今は数千円のマイクでもかなり良い音質で録音できます。

ちゃんと外付けのマイクを購入し、良い音質で録音しましょう!

 

 

動画はちゃんと編集した方が良い?

 

HIKAWA
動画ってテロップつけたり、効果音つけたり、そういう編集もした方が良いの?

 

編集はそこまで必要ありません。

自分で切り抜き動画等を編集をすることはないので編集技術は求められていません。

 

ただし、不要な間をカットするなどの最低限の編集は必要です。

 

オーディションの審査では次々に動画を見ていきます。

不要な間が長すぎると審査員は動画を早送りしたりして見ることになります。

運が悪ければ、一番見て欲しい部分が早送りされてしまうかもしれません。

 

ですので、不要な間はカットして「早送りをされないような動画」を作る最低限の編集はするべきということになります。

 

 

動画の最初に自己紹介を入れたほうが良い?

 

HIKAWA
オーディション用動画を撮りたいのですが、自己紹介や挨拶を冒頭でしっかり行ってからの方が印象良いですか?

 

正直言って、自己紹介は簡潔に行った方が良いです。

自己紹介で「特技は早口言葉をノーミスで言えることです!他には学生時代に吹奏楽部だったのでトランペットが吹けます!」と長々と言うよりも、実演してくれた方が印象は良いです。

 

実際のオーディション動画でも、冒頭1分間はただ自己紹介しているだけ、みたいな動画が本当に多いです。

これ本当にもったいないです!

オーディションを通過していく動画は冒頭の自己紹介は自分の名前を言うだけ、そして次のシーンではゲーム実況が始まっている、もしくは特技を披露している、そういう動画がほとんどです。

 

なぜ長々とした自己紹介が不要かというと「言葉で言ってるだけじゃなくて実演して証明してくれ」ってことなんです。

「歌が得意です!」と自己紹介してもあんまり上手くないことが多々あります。

わざわざ「歌が得意です!」とハードルを上げるよりも、最初から「◯◯◯を歌います!」で実際に歌ってくれた方がハードルも上がっておらず評価が良くなりやすいです。

 

 

どういう動画が良いのか考える

 

HIKAWA
いろいろ考えたけどどういう動画が良いのかがわからなくなりました…。なにかアドバイスをください!

 

オーディション動画に正解はないので自分で考えましょう!

と、ちょっと突き放したことを言ってしまいましたが、実際問題、みなさんオリジナリティのある動画を送ってきてくれます。

「この構成なら100%受かる!」というオーディション動画は無いです。

 

ただ、オーディションを通過する動画にはどれも共通点があります。

”その人の良さがわかる動画”です。

「おもしろい人だなぁ」「歌うまいやん!」「ゲーム実況元気あっていいね!」、こういう感想が出てくる動画はオーディションを通ります。

逆に言えば「なんか元気ないなー」や「自信なさそうな喋り方してるなー」と思われると落ちます。

 

私はこれをアピールしたいんです!と自信を持って楽しい雰囲気の動画を目指して作っていくと良いと思います。