SNSや掲示板に書き込まれたコメントを分析し、なぜ最近話題になっているのかを検証しました。
にじさんじ8周年を記念して放送された公式特別番組において、第2部のMCを務めた「双龍会」ことリゼ・ヘルエスタと加賀美ハヤトの起用方法や番組構成に対し、視聴者から疑問の声が多数上がっています。
【経緯・タイムライン】
- にじさんじ8周年記念特番の第2部が開始:MCのリゼ・ヘルエスタと加賀美ハヤトが登場するも、冒頭からアニメ主題歌のカバー曲(『Preserved Roses』)をデュエットで披露。周年記念曲や箱全体に関わる楽曲ではなく、両名のユニットに関連性の強い選曲だったため、視聴者層の間で動揺が走る。
- 番組進行中、MCのスキル不足が指摘される:ゲスト芸人のネタ中にMCが声を被せる場面や、予定時間を大幅に超過する進行管理の甘さが指摘される。
- 放送終了後、公式Xが「双龍会」のみの画像を投稿:MCのリゼ・ヘルエスタと加賀美ハヤトのパペットの後ろ姿のみを写した画像を投稿。他のMCや多数の出演ライバーが写っていない画像選定に対し、「配慮に欠ける」「双龍会のための番組だったのか」と批判が殺到。
- 後日、リゼ・ヘルエスタが配信で言及:公式画像の件について「ああいうのは違うんじゃないかと運営に注意を入れた」と言及。
- 加賀美ハヤトも配信で言及するが物議:事態に対する認識や発言内容が「責任転嫁」と受け取られる向きもあり、両者の対応の差が比較され議論が継続中。
現在、議論の焦点となっている主なトピック
箱の周年イベントにおける「私物化」と受け取られた演出構成への違和感
批判の核心となっているのは、8周年というグループ全体にとって重要な節目となる特番の冒頭で、特定のユニット色が極めて強いカバー楽曲が披露された点です。歌唱された楽曲は、過去に両名が「歌ってみた」動画として投稿しヒットしたアニメソングであり、にじさんじという箱の歴史や文脈とは直接的な関係が薄い選曲でした。本来であればMCによる挨拶や、箱全体を象徴する楽曲(『Virtual to LIVE』など)が期待される場面での唐突なデュエット披露に対し、「まるで二人の単独イベントを見せられているようだ」「他の多くのライバーやファンを置いてきぼりにしている」といった指摘が相次ぎました。また、スタジオのセットや進行においても、他のMC陣(石神のぞみ、佐伯イッテツ、ルイス・キャミーなど)と比較して両名が突出してフィーチャーされていたことから、構成段階でのバランス欠如が問題視されています。
掲示板等では、この演出が「運営主導による特定の組み合わせ(カップリング)のゴリ押し」と捉えられ、強い拒絶反応を引き起こしています。たとえライバー本人たちが意図したものでなかったとしても、結果として「箱の私物化」という印象を与えてしまったことで、純粋に周年を祝いたかった層や他ライバーのファン層からのヘイトを集める結果となりました。特に、最近の公式施策においてこの二人の組み合わせが頻繁に起用されていることへの「食傷気味」な感情が下地にあったため、今回の演出が決定打となり、積もり積もっていた不満が一気に爆発した形と分析できます。
公式SNSによる「他出演者排除」とも取れる画像投稿と運営への不信感
騒動を決定づけたのは、番組終了後に公式アカウントが投稿した画像です。番組には多数のライバーが出演し、第2部にはルイス・キャミーもMCとして参加していたにもかかわらず、投稿された画像はリゼ・ヘルエスタと加賀美ハヤトのパペットのみが並んだ後ろ姿でした。ルイス・キャミーのパペットも商品化されている状況下で、あえてこの二人だけを切り取った構図は、他の出演者へのリスペクトを欠く行為として猛烈な批判を浴びました。単なるミスではなく、運営側に「この二人を箱の顔として売り出したい」という明確な意図やバイアスが存在する証左であると受け取られ、公平性を欠く広報体制への不信感が極限まで高まっています。
この投稿に対し、ファンコミュニティでは「あまりにも露骨すぎる」「他の出演者がバックダンサー扱いされているようで不快」といった厳しい意見が支配的です。通常、公式番組の終了報告であれば、集合写真や出演者全員への言及があるのが通例ですが、それを無視して特定のユニット関係性を強調(いわゆる「てぇてぇ」演出)したことが、結果としてライバー本人たちの好感度をも下げる要因となっています。運営が良かれと思って行ったであろう演出が、ファンの求めている「箱全体での調和」と完全に乖離しており、マーケティング感覚のズレを指摘する声が絶えません。
MCとしてのスキル不足と事後対応に見る意識の差
番組内容そのものについても、MCとしての基本的なスキルに対する厳しい評価が下されています。特に第2部では予定時間を大幅に超過しており、タイムキープの甘さが露呈しました。また、ゲストとして招かれた芸人のパフォーマンス中にMCが大きな声で笑ったりコメントを被せたりしたことについて、「ゲストへの配慮が足りない」「MCが主役になろうとしている」といった指摘が散見されます。ベテランの域にあるライバーでありながら、若手がMCを務めた第1部の方が円滑に進行していたとの比較もあり、「実力に見合わない厚遇を受けている」という批判の根拠とされています。
さらに、騒動後の対応については、リゼ・ヘルエスタが「運営に苦言を呈した」と明かし、画像の不適切さを認めることで一定の理解を得た一方で、加賀美ハヤトの言及については「他人事のように聞こえる」「根本的な問題(MCとしての振る舞い等)への反省が見えない」と受け取る層もおり、評価が分かれています。これまでは「謙虚で誠実な社長」というキャラクター像で支持を得ていた加賀美ハヤトですが、一連の騒動を通じて「運営に守られている」「自覚が足りない」といったネガティブなレッテルを貼られつつあり、従来のファン層からも失望の声が上がり始めているのが現状です。
まとめ
一連の議論を整理すると、掲示板等では主に以下の点が批判の核心となっているようです。
- 箱の周年記念という公的な場において、特定のユニット文脈を過剰に持ち込んだ企画構成の不適切さ。
- 公式広報が他の出演者を軽視し、特定のペアのみを優遇していると可視化させてしまった配慮の欠如。
- 運営からのプッシュ量に対し、MCとしての実力や危機管理意識が追いついていないことへの失望感。
今回の騒動は、単発の番組演出への不満にとどまらず、長期的に蓄積されていた「特定のライバーへの偏った運営方針」に対するファンの不信感が決壊した事例と言えます。