【ホロライブ】カバー株式会社による対「マリア」巨額訴訟の内容とは?米国での4.5億円請求と本名(ヤマシタ)特定に至る経緯

 

SNSや掲示板に書き込まれたコメントを分析し、なぜ最近話題になっているのかを検証しました。

長期間にわたりホロライブ所属タレントへの誹謗中傷や捏造情報の流布を行っていたとされるYouTubeチャンネル(通称「マリア」)に対し、運営会社であるカバー株式会社が米国で訴訟を提起したとの情報が拡散されています。

請求額が4.5億円(約300万ドル)という巨額であることや、YouTubeの削除申請に対する「異議申し立て」がきっかけで被告の本名や住所が特定されたという経緯が、ファンの間で大きな注目を集めています。

 

【経緯・タイムライン】

  • 削除申請と異議申し立て:まず、カバー株式会社が「マリア」の動画に対し、著作権侵害を理由に68件以上の削除申請を行いました。これに対し、「マリア」側は動画の正当性を主張し、YouTubeに対してデジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づく異議申し立て手続きを行いました。
  • 米国での提訴:YouTubeの規定により、異議申し立てを受けた権利者(カバー側)は、動画の削除を維持するために裁判所への提訴が必要となり、YouTubeの本社所在地である米国カリフォルニア州の裁判所で訴訟を提起しました。
  • 個人情報の開示と拡散:この手続きの過程で、「マリア」側が提出した個人情報(氏名「ヤマシタ」や住所等)が原告側に開示され、その情報を含む訴状等の内容がネット上のウォッチャーによって発見・拡散されました。さらに米国の裁判所のHPで公開された事件概要にはチャンネル名なども記載されており「マリア=ヤマシタ」が確定。現在は、被告に対する巨額の損害賠償請求や、共犯者を含めた法的責任の追及に関する議論が活発化しています。

 

現在、議論の焦点となっている主なトピック

米国での提訴と4.5億円(300万ドル)という巨額賠償請求

今回の訴訟において最も衝撃を与えているのが、日本国内ではなく米国で裁判が行われている点と、その請求額の大きさです。掲示板の書き込みや公開された情報によると、訴訟の主因は著作権侵害であり、請求額とされる4.5億円(約300万ドル)は、侵害された著作物の数や悪質性、あるいは米国特有の法的基準を考慮したものではないかと推測されています。また、訴状には主犯格とされる人物だけでなく、運営に関与した可能性のある未特定人物(DOSE 1-10)も対象に含まれているとの情報があります。

この事象が大きく取り上げられている背景には、これまでの誹謗中傷対策が「開示請求→少額の示談金」という流れで終わることが多く、「やったもん勝ち」という風潮があったことへの鬱憤があります。今回、運営会社が本気で海外訴訟に踏み切り、個人の人生を左右するレベルの賠償金を請求したことは、アンチ活動に対する強力なカウンターとして受け止められています。一方で、米国の司法制度における「フェアユース(公正使用)」の抗弁がどこまで認められるか、あるいは被告が裁判を欠席した場合の敗訴リスクなど、法的な行方についても関心が寄せられています。

 

「異議申し立て」による自爆と本名・住所の特定

議論のもう一つの核心は、被告である「マリア」側の行動が、結果として自身を追い詰める形になったという点です。YouTubeのシステム上、削除申請に対する異議申し立てを行う際には、自身の氏名や住所などの正確な個人情報を提出し、かつ訴訟リスクを受け入れる必要があります。掲示板の分析では、「マリア」側が「異議申し立てをすればYouTubeが自動的に動画を復活させてくれる」と安易に考え、法的リスクを軽視して個人情報を自ら差し出したのではないかと指摘されています。その結果、本名とされる「ヤマシタ」という名前が特定され、ネット上に拡散される事態となりました。

この経緯に対し、コミュニティでは「自業自得である」という冷ややかな反応が大半を占めています。これまで匿名性を盾に過激な攻撃を行っていた人物が、自身の知識不足や判断ミスによって最大の防御壁を失ったという構図は、皮肉な結末として捉えられています。また、この事例は、他の誹謗中傷活動者や安易に他者のコンテンツを利用して攻撃を行う層に対する、強烈な警告としての効果も期待されており、「法的措置を甘く見てはいけない」という現実を突きつける出来事として認識されています。

 

組織的な運営の疑いと今後の波及範囲

訴状に「Yamashita + DOSE 1 through 10」という表記があることから、このチャンネルが単独ではなく複数人によって組織的に運営されていたのではないかという疑惑が浮上しています。掲示板では、最大11名が訴訟の対象になる可能性が議論されており、これまでネット上で暴れていた特定の過激なファン層や、裏で情報を提供していたとされる人物などが関与しているのではないかという憶測も飛び交っています。

このトピックが重要視されているのは、単なる一人のアンチの摘発にとどまらず、界隈全体の健全化につながる可能性があるからです。長期間にわたり対立煽りや捏造を行ってきた集団の実態が明らかになることへの期待感とともに、関与していた人物たちが戦々恐々としている様子を観察する動きも見られます。一方で、本当にすべての関与者を特定・処罰できるのか、あるいは主犯格とされる人物以外にも波及するのかという点については、今後の裁判の進展を慎重に見守る姿勢が必要です。

 

まとめ

一連の議論を整理すると、掲示板等では主に以下の点が批判の核心となっているようです。

  1. プラットフォームのルール(異議申し立てに伴う訴訟リスク)を軽視し、自ら個人情報を開示してしまった被告の判断ミス。
  2. 日本国内の相場を遥かに超える米国基準での巨額賠償請求がもたらす、アンチ活動への抑止効果。
  3. 組織的な誹謗中傷活動の実態解明と、関与者全員への法的責任追及への期待。

今回の騒動は、ネット上の誹謗中傷や著作権侵害に対し、企業側が「海外訴訟」という強力な手段を用いて徹底抗戦する姿勢を明確にした事例と言えます。匿名での攻撃がもはや安全圏からの行為ではないことが証明され、今後のインターネット上での言論活動やファンコミュニティの在り方に一石を投じる重大な転換点となる可能性があります。