SNSや掲示板に書き込まれたコメントを分析し、なぜ最近話題になっているのかを検証しました。
元「にじさんじ」所属のVTuberである奈羅花さんが、プロeスポーツチーム「REJECT」から新人VTuber「ラクシャーナ」さんとして再デビューするのではないかと話題を集めています。前世の要素を色濃く残したキャラクター設定や名前に散りばめられた匂わせに対して、ファンやネットユーザーからさまざまな意見が飛び交う事態となっている模様です。
タイムライン
- VTuberグループであるにじさんじに所属していた奈羅花さんが、深刻なストーカー被害などのトラブルを抱えつつもグループを卒業しました。
- 卒業からしばらく経過したのち、プロeスポーツチームであるREJECTから新人VTuberのデビューが告知されることになります。
- 新人VTuberのラクシャーナさんのデビュー日時が5月9日20時と発表され、数字の592がフリック入力で「ならか」となることが特定されてファンの間で大きな話題になりました。
- 予告動画に入っていた声や話し方に加えて、インド神話の鬼神ラクシャーサを由来とする名前などから、中身が奈羅花さんである可能性が高いと注目を集めました。
- 前世の要素を色濃く残したキャラクターデザインやプロフィールに対して、企業間で設定を引き継ぐことへの賛否両論が現在も掲示板などで交わされています。
主要な議論ポイント
デビュー日時「592」や名前に隠された前世の匂わせ
REJECTから新しくデビューするラクシャーナさんは、デビュー日時が5月9日の20時に設定されていました。この「592」という数字の羅列をスマートフォンのフリック入力で打ち込むと、「ならか」という文字になることがネットユーザーによって解読され、大きな注目を集めることになります。くわえて、ラクシャーナという名前自体がインド神話に登場する鬼神「ラクシャーサ(羅刹)」をもじったものと言われています。前世である奈羅花さんが「地獄の獄卒」という鬼のキャラクター設定だったことから、名前やデビュー日時に意図的なメッセージが込められていると受け取った人が多かったようです。このような細かい部分にまで前世を連想させる要素が散りばめられていたことで、掲示板では驚きの声とともに議論が加速していきました。
少し露骨ともとれる演出に対し、一部からはやりすぎではないかという声もあがっているようです。ただ、以前からのファンに見つけてもらいやすくするための工夫として、好意的に受け入れている人も少なくない様子がうかがえます。
キャラクターデザインとプロフィールの類似性
ラクシャーナさんのビジュアルやプロフィール設定についても、奈羅花さん時代を強く連想させると話題になっています。公開されたキャラクターデザインは、奈羅花さんが過去の配信で好きだと公言していた「サーニャ」という吸血鬼のキャラクターや、以前の衣装のカラーリングにとても似ているという指摘が相次ぎました。また、プロフィールに記載された「地獄の使者を自称しているただのオタクでゲーマー」という自己紹介文も、奈羅花さんが以前から使用していたキャッチフレーズとほとんど同じ内容となっています。さらに、予告動画で披露された声や話し方が奈羅花さんそのものであったことから、転生であることは間違いないと確信する人が続出する事態となりました。
まったく違う姿で再出発してほしかったと感じる層と、以前の面影が残っていて嬉しいと感じる層で意見が分かれているようです。見守るファンとしては複雑な部分もあるのかもしれません。
企業勢としての設定引き継ぎに対する不安の声
今回のように、大手VTuber事務所であるにじさんじを卒業したライバーが、別の企業であるREJECTで前世の設定を色濃く残したまま活動を再開したことに対し、業界のルールやマナーを心配する声もあがっています。通常、企業に所属するVTuberのキャラクターデザインや設定の権利は運営会社が持っていることが多いため、他社に移籍した際に似たような設定をそのまま使うのはトラブルの元になるのではないかと危惧されているのです。掲示板では、もしそこまで前世の要素を引き継ぐのであれば、企業間で正式にキャラクターの権利を買い取るなどの手続きを踏んだほうが良いのではないかという具体的な指摘も飛び交っていました。
事務所を移籍する際の見せ方について、戸惑いを隠せない様子が見受けられます。今後、企業間で無用な摩擦が起きないことを願うネットユーザーが多いようです。
ストーカー被害を乗り越えた新しい環境への期待
奈羅花さんはにじさんじに所属していた頃、深刻なストーカー被害や人間関係のトラブルに悩まされていたことをファンに向けて明かしていました。そのため、以前の環境では安心して活動を続けることが難しくなり、卒業という選択をとらざるを得なかった経緯があります。今回、プロeスポーツチームが母体であり、ストリーマー部門のサポート体制もしっかりしていると言われるREJECTへ所属したことに対して、セキュリティ面やマネジメント面での安心感を期待するコメントが多く寄せられました。掲示板では、格闘ゲームの大会であるストリートファイターリーグの同時視聴や、他の人気配信者たちとの気兼ねないコラボレーションなど、新しい環境だからこそできる活動を楽しみにする声が広がっています。
つらい経験を経て再び配信の場に戻ってきてくれたこと自体を喜ぶファンは非常に多いようです。本人が心から安心して楽しめる環境で無理なく活動を続けてほしいと願う温かいコメントが多数見受けられます。
まとめ
今回の騒動における批判の核心は、以下の3点に整理できます。
- デビュー日時や名前に隠された暗号が、前世の存在を強く意識させすぎている点。
- キャラクターデザインやプロフィール設定が、以前の姿とあまりにも似通っている点。
- 企業間の移籍において、前世の設定をそのまま引き継ぐような見せ方がトラブルを招きかねないという懸念。
以前の活動で心身ともに負担の大きいトラブルに見舞われた経験があるからこそ、ファンは新しい環境での再出発を心待ちにしていました。転生における見せ方で少し意見が割れてしまったものの、持ち前のゲームスキルや魅力的な声は今も多くの人を惹きつけています。