最近、YouTuberやストリーマー、Vtuberによる問題発言がネットニュースになって炎上することが増えてきました。
テレビではなくYouTubeなどの動画サイトを見る人が増えた結果として、そういう見方が厳しくなるのも必然と言えるでしょう。
というわけで今回は、配信で言ってはいけない「放送禁止用語」について解説していきます。
配信の世界にも「放送禁止用語」はあるの?
テレビやラジオ番組では明確な「放送禁止用語」というのがあります。
女性器名称などの露骨な下ネタ、人種差別用語や暴力的なフレーズなどです。
テレビではそれを言うとアナウンサーさんが謝罪したり、発言したタレントさんが数週間の活動休止に追い込まれたりします。
では、なぜテレビやラジオには放送禁止用語があるのか?
その理由としてはスポンサーさんの評判が落ちてしまうからというのがあります。
番組でタレントが問題発言をすると、その番組にCMを打っているスポンサー企業に対して「なんでこんな低俗な番組のスポンサーをしているんだ?」と叩かれて企業イメージが悪くなってしまいます。
そうするとスポンサーさんが番組から降りてしまい、テレビ局としては収入源が減ってしまうのです。
テレビ番組のスポンサーさんは何百万円もの大金を払ってくれています。
テレビ局としてはそのような大事なビジネス相手を失うわけには行きません。
だから「放送禁止用語」を作って、番組に出演するタレントさんが問題発言をしないように釘を打っているわけです。
配信の世界には「放送禁止用語」はありません。
そもそもの放送禁止用語のルールを作る人達がいませんから。
現状の配信業界では、一般論として言っちゃダメだよね?(人種差別や明らかな問題発言)ということが炎上しています。
テレビでは女性器名称を言えば一発でネットニュースになりますが、配信で言ってもなんにも問題になってないですよね?
そういうことです。
しかし、放送禁止用語がルール化されていないため、知らずに良くない発言をしてしまう人も増えてきています。
というわけでここからは、場合によっては問題発言として炎上する可能性が高い用語を紹介していきます。
人種差別発言
まず、今の時代で一番注意しなければいけないのは人種差別発言です。
配信業界だけではなく、もはや日常会話でも注意しなければいけないことレベルと言っていいでしょう。
日本国内の視聴者だけではなく海外のネットユーザーからも叩かれて大問題になります。
とくに黒人差別に関しては無意識に差別用語を使っている可能性もあるので注意しましょう。
「黒んぼ」「ニガー」などは一発アウトです。
また、人種とイメージを勝手に結びつけた発言もよろしくないです。
「あの人は黒人だから身体能力が高い」という感じの言い方も最近ではダメな風潮になってきています。
他者をバカにするような発言
普段からまとめサイトなどを見ていると、かなりの頻度で他者をバカにするような発言や用語が飛び交っていることに気づくはずです。
特定の職業、学歴、出身地をバカにしたようなものです。
ネット上ではある種のネタとして取り扱われていますが、今後はこれらの発言も問題視される可能性が高いです。
「Fラン大学」や「○○県ってネット回線あるの?」みたいなのは危ないです。
仲の良い人に対してネタとして言いがちですが、これを初対面の人に対して言ったらどうなるか?を考えると危険性に気づけると思います。
初対面の人が「○○大学出身なんですよ~」と言ってきたのに対して「あー、Fラン大学だよね?」って言ったら失礼ですよね?
病気が語源となっている言葉
ずっとゲーム配信をし続けてプレイが雑になってくると「脳死」などと言いますよね。
しかし、「脳死」というのは実際にある死亡理由の一つで、以前にはドナー問題もあり大きく騒がれたものです。
最近の配信業界では当たり前のように使われているフレーズですが、意外と危険性が高い単語ですので今後は注意した方が良いかと思います。
「めくら」「びっこ」「キチガイ」「知恵遅れ」あたりも治安が悪いネット世界では使われることが多いですが思いっきり差別用語です。
配信をやっていくのであれば、ここらへんのネットで使われがちな病気を由来にした差別用語は勉強しておく必要があるでしょう。