Vtuberさんが引退するというネットニュースをよく見かけます。
そして、引退すると過去の動画も削除してしまうことが多いです。
一般人的な考えだと「過去の動画も残してれば再生された収益を稼げるから、消さずに残しておいた方がいいのでは?」と思いますよね。
というわけで今回は、Vtuberさんの引退について紹介していきます。
Vtuberは権利の塊
Vtuberさんには様々な権利が関わってきています。
代表的なところだと絵師さんに作ってもらった顔や体ですね。
顔出しYouTuberと違うのはその部分です。
基本的には「○○万円でVtuberの絵を描いてください」と依頼して、買い切り契約でずっと自由に使えるのが普通です。
しかし、人によっては将来的に絵を改善(バージョンアップ)したり、別の衣装を作ってもらうこともありえます。
そうなってくると絵の使用契約が微妙に変わってきて、あえて絵師さんが権利を持ったままで、Vtuberさんは「絵を借りている状態」にすることもあります。
で、その契約で引退をすると「借りている絵の費用」より「過去の動画で稼げる収益」が下回ってしまうため、それならば動画を完全に削除して契約を終了した方が良いというわけです。
企業所属の人が引退するときは?
企業所属のVtuberとなると、よりビジネス(収益)を気にしなければいけなくなります。
さきほど説明した「絵の使用契約費用」の問題も大きいですが、それよりも動画チャンネルの管理の方が重要になってきます。
変なコメントを削除したり、配信が禁止になったゲーム動画を消したり、その対応は運営スタッフが行うために人件費が必要です。
運営コストってやつがかかるわけです。
Vtuberさんの引退ってのはどうしてもいろいろと荒れてしまうものですから、想像以上にコメントへの対応は大変でしょう。
悪い噂を書き込む人もいますからね。
引退したVtuberさん本人のためにもチャンネルを削除してしまった方が良い可能性が高いです。