ネットだけではなく街を歩いていても広告などで見かけることが多くなってきた『Vtuber』。
一時期はブーム的な扱いでしたが、今ではいるのが当たり前な存在になりつつあります。
というわけで今回は、そんなVtuber人気を支えるファン(リスナー/視聴者)についての話題です。
民度ってなに?
TwitterなどでVtuberさんのことを調べていると「民度」という言葉を聞くことが増えてきました。
「民度」という言葉はVtuberの世界限定の言葉ではなく、かなり古くからネットなどで使われているものです。
民度とは『ファン(視聴者)のマナーの良さを示す言葉』になります。
「○○○の視聴者はマナー(民度)が良いよね」ってことです。
では視聴者のマナーとはいったいなんなのか?具体的にいくつかを紹介していきます。
コメント欄のマナーが良い
まず、パッと見で民度の良さがわかるのがVtuberさんの配信のチャット欄やコメント欄でしょう。
このコメント欄が荒れていたり汚い言葉が飛び交っているようでは民度が良いとは言えません。
見ていても不快に思わないコメントが多く、ポジティブな書き込みがあると民度が良いと言えます。
例えば、Vtuberさんがゲーム配信中にミスをして負けてしまった、なんらかの不手際で配信トラブルが起きてしまった。
このような時にコメント欄が荒れるのは民度が悪い証拠です。
失敗やミスがあっても暖かいコメントが多い、もしくはあえて茶化して面白い雰囲気にしようとするコメントがあると民度が良いです。
他の誰かの悪口を言わない
とくにTwitterを利用している場合に多いのですが、「○○○の視聴者」だとわかる(プロフィール画像がVtuberさんだったり、プロフィール欄に○○○推しって書いてる)状態で誰かの悪口を言っていると、それが見つかって民度の悪さを指摘されることも最近は多いです。
例えば、「一緒のチームで大会に出た人がミスしたせいで負けた!」とチームメイトの悪口を書いたり、「最近○○○とコラボ多くなってるけど、面白くないからコラボやめてほしい」とか書いたり。
こういうのは巡り巡って相手側のリスナーの目に入って、「あっちのリスナーは悪口言ってて民度悪い」と思われてしまいます。
誰にだって好き嫌いはあるので悪口を言いたくなるかもしれませんが、もっと人目につかない場所で気持ちを吐き出すのが良いでしょう。
言われたことを守る
ルールを守るというのが一番民度の良さがわかるかもしれません。
具体的な例としては、ゲーム配信でパスワードを知っている人しか参加できないマッチを開催するときに「リスナーは入ってこないでね!」と注意をしたときでしょう。
パスワードは画面に表示されているのでパスワードを打ち込めばリスナーでもマッチに入れてしまう、でも注意されているから例え面白半分な気持ちが芽生えたとしても入らない。
これが出来るかどうかで民度の良し悪しがわかります。
ちょっと荒れ気味の配信だと悪ふざけ感覚で入ってくるリスナーがいますので。
普段から注意を聞く雰囲気が浸透していれば、そんな悪ふざけをするリスナーも現れません。
Vtuberのリスナー民度は良い?悪い?
ここで間違いなのが「Vtuberのリスナー」という大きなくくりで判断しないことです。
ネットで人気になっているものには変な人達が集まってくるというのは過去を見れば明らかです。
そういう状況でたった数人のリスナーが暴れていたからと言って「Vtuberの民度が悪い!」とは言えないでしょう。
とはいえ、実際にVtuber界隈を見ていくと民度の平均はかなり良いと思います。
Vtuber人気に火が付き始めたくらいからリスナーのマナーとかルールに関してうるさく言われていたので、マナーを守るという意識は強いように見えます。
もちろん一部のヤバいリスナーは存在しますが基本的な秩序は保たれています。
また、VtuberはRP(ロールプレイング)を楽しむ文化というのも民度の良さに役立っていると考えられます。
Vtuberさんは異世界の人だったり、人間と動物のハーフだったり、そういう存在です。
そのキャラクター設定を本人たちも守っていますし、リスナーも「そういう存在」として見ているため、Vtuberの世界観としてマナーを守ることが無意識で出来るようになっています。
本当に民度良い?
Vtuberの民度は比較的良いと書いてきましたが、そうではない場合ももちろんあります。
これはVtuberに限らない話で、アイドルのファンやスポーツのファンでもそうですが、自分のところのファンは民度が良いって言うのがファン心理というものです。
自分が応援している人のファンの民度が良くないということは、応援している人の評判を下げてしまうことになります。
だからファン心理として「ファンの民度は良いよ!」と言いたくなってしまうのです。それも過剰なまでに。
ですので、「○○○のリスナーは民度が良い」は鵜呑みにしないようにしましょう。
自分の目で見たもの、感じたものが事実です。