【Vtuber】これから短時間配信が増えていく?1~2時間くらいの短い生配信のメリットは?

 

にじさんじ所属のVALORANT・壱百満天原サロメさんの登場でさらに活気づくVtuber業界。

そんなサロメさんは長時間配信ではなく、1回1~2時間の短時間配信を行っています。

 

というわけで今回は、「これからのVtuberは短時間配信が増えていくのか?そのメリットは?」について書いていきます。

 

Vtuberの長時間配信が増えた理由

 

短時間配信はサロメさんが最初にやり始めたのではなくVtuberの世界では以前からあったものです。

というか、最初は短時間配信が当たり前でした。

Vtuberの黎明期は技術的に生配信というものが難しく、10分程度の動画投稿しか出来なかったことが理由です。

 

それから月日が経ちVtuberの技術が上がった結果、生配信が出来るようになり長時間配信が増えてきたのです。

 

それと同時に一般世間ではコロナウイルスの影響で在宅時間が増え、視聴者も暇つぶしとして長時間配信を好んで見るようになりました。

技術的に長時間配信が可能になり、そこに視聴者も長時間配信を求めるニーズがタイミング的に見事に合致したのです。

 

2020年~2021年はまさに長時間配信が正義と言われるほどに主流となっていました。

 

 

人気Vtuberは短時間配信が多い?

 

同接視聴者数の多さといえばホロライブ所属の女性Vtuberの勢いが凄まじいです。

そして、ホロライブは基本的に1~2時間の短時間配信が主流です。

長時間配信全盛期の中でも短時間配信を続けて視聴者数を増やしていったのです。

 

 

HIKAWA
では、なぜホロライブは短時間配信なのに人気になったのか?

 

もちろん「配信が面白い」というのは大前提にあります。

ですが、それだけではここまで凄まじい人気とはなっていません。

他にもっと戦略的な要因があると考えるべきでしょう。

 

それが短時間配信という戦略です。

短時間配信は視聴者にとってはとても見やすいのです。

一時期は在宅時間が増えたので長時間配信が求められていましたが、時代は変わって在宅時間が減った都合で長時間配信を見る時間がない、もしくはいろいろな配信を見たいから短時間配信の方がありがたいと思う人が増えてきました。

長時間配信を見る視聴者そのものが減ったと思われます。

 

 

HIKAWA
長時間配信ってもう時代遅れってこと?

 

ここでVtuberという枠を超えてYouTube全体を見てみましょう。

正直言えばVtuberというジャンルはそこまで認知度は高くないです。

やはり生身のYouTuberの方が世間的な人気は高いです。

そして、生身のYouTuberは基本的に10分程度の動画投稿を行っていて、世間的には短い動画の方が好まれているのです。

 

Vtuberが長時間配信で注目を集めていた期間は1~2年ほど、本当に一瞬のブームだったと言えるでしょう。

やはり基本的には短時間でサクっと見れる動画の方が好まれるです。

実際にVtuberの切り抜き動画の方が本配信よりも再生数を稼いでいます。

 

長時間配信が時代遅れというか、長時間配信を見れる視聴者というのがそもそもかなり少ないんです。

学校や仕事から帰宅して数時間ずっと配信を見ている余裕がある人の方が少ないってことです。

 

今の視聴者のほとんどは「長時間配信を見る時間がない」「長時間配信を見る気がそもそもない」のです。

 

 

短時間配信のメリットとは?

 

HIKAWA
それにしても人気Vtuberのほとんどが短時間配信をメインにしているってのは、短時間配信にメリットがあるってことでは?

 

短時間配信にはVtuber側、配信する側にとってもメリットがあります。

それが「1~2時間であればVtuberとしてエンタメを全うできる」というのがあります。

 

長時間配信だと疲れてしまうので、どうしても「しゃべっていない間」や「つまらない時間」が出来てしまいます。

しかし、短時間配信だと体力もあるのでエンタメを全うしてしゃべり続けることができます。

短時間配信では「この配信つまらないな~」と視聴者が感じる隙を与えないのです。

 

テレビ番組やお笑い芸人さんのネタでもそうですが、一瞬でも「つまらない」と見ている側が思うと、その人そのものがつまらないんだと感じてしまいます。

配信で「つまらない」と思われればチャンネル登録もしてもらえず、その後は動画を見てくれないでしょう。

つまらない瞬間をなくせる短時間配信は、初見の視聴者を離さず留めることができるのです!

 

最近はVtuberさん自身が配信以外の仕事で忙しくなり、長時間配信が時間的に出来なくなってきています。

視聴者側が長時間配信を求めていない、短時間配信のメリット、これらと合わせて考えていくと今後のVtuberは短時間配信が増えていくでしょう。