テレビでYouTubeを楽しんでいる時に、突然「男が走っている」「〇〇を見つめる」といったナレーションが聞こえてくると驚いてしまいますよね。
昨日まで普通に見られていたのなら、設定が何かの拍子に変わってしまった可能性が高いです。
YouTubeアプリ内の「音声トラック」設定を確認する
もっとも可能性が高い原因は、YouTubeの「音声トラック」という設定です。最近のYouTubeでは、視覚に障がいがある方向けの「音声解説(オーディオディスクリプション)」が複数の言語やトラックとして用意されている動画が増えています。
動画再生中にリモコンのボタンを押し、設定画面(歯車アイコン)から 「音声トラック」 を選択してください。もしここが「音声解説」や「English (Descriptive)」などになっている場合は、「日本語」や「元のオーディオ」に戻すことで、ナレーションを消すことができます。
テレビ本体のアクセシビリティ設定を見直す
YouTubeアプリの設定に問題がない場合、テレビ自体の「アクセシビリティ(ユーザー補助)」機能が有効になっているかもしれません。多くのスマートテレビでは、リモコンの特定のボタンを長押しすることで、画面上の文字を読み上げたり、音声解説を優先したりするモードが起動してしまいます。
テレビの「設定」メニューから「本体設定」や「デバイス設定」へと進み、「アクセシビリティ」や「ユーザー補助」 という項目を探してください。その中にある「音声による説明」や「スクリーンリーダー(TalkBackなど)」がオフになっているか確認しましょう。
新機能の追加や一時的な不具合への対処
YouTubeは頻繁にアップデートを行っており、新しい機能が追加された際にデフォルトの設定が変わってしまうことが稀にあります。また、アプリの一時的な不具合で設定が固定されてしまうケースも考えられます。
まずはテレビの電源を切り、コンセントを抜いて数分待ってから再起動(放電処理)を試してみてください。これだけでシステムがリフレッシュされ、正常な状態に戻ることがあります。また、特定の動画だけでなく、他の複数の動画でも同じ症状が出るか確認することで、「動画自体の仕様」なのか「アプリ・本体の設定」なのかを切り分けることができます。
まとめ
- 再生中の「設定(歯車アイコン)」から音声トラックが「音声解説」になっていないか確認する
- テレビ本体の「アクセシビリティ(ユーザー補助)」設定をオフにする
静かな環境で動画を楽しみたい時にナレーションが入ると集中できませんよね。まずは落ち着いてアプリ内の音声設定を確認してみてください。この記事が、あなたの快適な視聴時間を取り戻すお手伝いになれば幸いです。