推しの活動は応援したいのに、特定の「かわいい系」ライバーとのコラボだけはどうしても心がざわついてしまう。
この記事では、なぜ「サバサバ系」なら平気で「あざとい系」だと拒否反応が出るのか、その心理的メカニズムと、罪悪感を持たずに推し活を続けるための具体的な対処法を解説します。
「表に出ている」という事実を「業務上の同僚」として再認識する
まず、大前提として認識をアップデートする必要があるのは、「配信でコラボしている=仕事仲間である」という事実です。
VTuber界隈、特に「にじさんじ」のような箱(グループ)においては、男女の距離感が近く、それが魅力の一つでもあります。しかし、どれだけ仲良さそうに見えても、配信に乗っている以上は「コンテンツ」であり「業務」です。
本当に深い仲や恋愛関係にある場合、リスク管理の観点から表(配信)での接触を避けるのが業界の鉄則です。つまり、堂々とコラボをしている時点で、それは「仲の良い異性の同僚」や「気の合うクラスメイト」と同じカテゴリに分類されます。
職場や学校で、推しが愛想の良い異性と話していても、それが「仕事」や「付き合い」であれば、そこまで深く気にならないはずです。「これはエンターテインメントという業務の一環である」と脳内でラベリングし直すことで、過剰なモヤモヤを軽減できる場合があります。
相手ライバーの「個人配信」を見て「プロ意識」を確認する
「かわいい系」や「あざとい系」のライバーに苦手意識を持つ場合、その振る舞いが「推し(男性)に向けられた異性アピール」に見えてしまうことが拒否反応の主な原因です。
これを解消する有効な手段は、あえてその女性ライバーの「ソロ配信(個人配信)」を一度覗いてみることです。
コラボ相手の普段の姿や、物事の考え方、リスナーへの接し方を見ることで、以下の事実に気づくことがあります。
- 「あざとさ」は推しに向けたものではなく、その人の芸風(デフォルトのキャラクター)だった。
- 実は非常に良識があり、プロ意識を持って活動している人物だった。
- 裏表がなく、単に声質や話し方がかわいいだけだった。
相手を「推しを惑わす異性」として見るのではなく、「一人のプロの配信者」として認識できた瞬間、苦手意識が霧散することは珍しくありません。「敵」ではなく「推しの同僚」として再認識できれば、コラボも平穏な気持ちで見られるようになります。
なぜ「サバサバ系」は平気で「かわいい系」だけ苦しくなるのか
あなたが自分を責める必要は全くありません。これはあなたの性格の問題ではなく、人間の脳の防衛本能と「演出」のミスマッチによって引き起こされる自然な反応です。
サバサバした女性ライバーや、すでに好感を持っているライバーに対して嫌悪感を抱かないのは、脳がその相手を「安全な対象(仲間・友人カテゴリ)」と認識しているからです。
- 一方で、「かわいい系」「守ってあげたくなる系」の振る舞いは、生物学的に「異性としての魅力」を強調するシグナルを含みます。
推しを応援するファン心理として、推しに対して擬似的な所有感や親愛の情を持っている場合、「異性としての強力なシグナル」を発する存在が推しの近くに現れると、脳が本能的に「脅威(ライバル)」と誤認してアラートを鳴らします。これが「モヤモヤ」や「嫌悪感」の正体です。
つまり、相手のライバーは「かわいく振る舞うこと」が仕事であり、あなたは「推しを大切に思うこと」がファン心理である以上、この衝突は構造上どうしても発生してしまう事故のようなものです。
- 構造的な要因: VTuberは「キャラクター性」を売りにするため、属性(かわいい、サバサバなど)が強調される。
- 心理的な要因: 「推しの幸せを願う理性」と「異性の影に嫉妬する本能」が矛盾し、その認知的不協和が「自分が嫌になる」という自己嫌悪を生む。
「全肯定しなければならない」「全ての配信を楽しめなければファン失格」という義務感を持つ必要はありません。「生物学的にアラートが鳴りやすい相手だった」と割り切り、無理な時は「自衛(見ない・ミュートする)」を選択することも、長く推し活を続けるための立派なスキルです。
まとめ
- コラボは業務と割り切る:表での絡みはあくまで「エンタメとしての同僚関係」。ガチ恋なら裏に隠れるのが業界の常識です。
- 相手のソロ配信を確認する:「あざとさ」が芸風であると理解し、相手の人間性やプロ意識を知ることで「敵」から「同僚」へ認識が変わる可能性があります。
- 本能的な反応を受け入れる:特定のタイプに反応してしまうのは防衛本能の誤作動です。無理して全てを見る必要はなく、辛い時は堂々と自衛しましょう。
推し活は、あなたの人生を豊かにするためのものです。「モヤモヤしてしまう自分」を責めるのではなく、自分の心の平和を最優先に守りながら、心地よい距離感で応援を続けていってください。