Google検索でヒットしたサイトやブログには『無断転載禁止』と書かれていることがあります。
「良い記事だからTwitterで紹介したいんだけど、紹介するのも無断転載になっちゃうのかな?」など、無断転載のルールがわからずに躊躇してしまうこともあるでしょう。
というわけで今回は、そんな「無断転載」のルールについて紹介していきます。
無断転載とはなに?
まず「転載」というのは、他人が作った文章や画像を別の場所で使うことを言います。
有名人のブログの文章をコピペして自分のブログ記事内に貼り付けるのは転載になります。
有名企業のサイトにある商品の画像を自分の端末にダウンロードし、その画像を自分のTwitterでツイートするのも画像の転載です。
では、「無断転載」とはなんなのか?
これは単純に、転載を無断で行うことを言います。
なぜ「無断転載」は禁止なのか?
この世界には「著作権」というものがあります。
最近だと、著作権侵害とか著作権保護法とかのワードを聞くこともあるでしょう。
著作権は文章や画像、音楽など誰かが作ったものには必ず存在している権利です。
せっかく書いた文章、がんばって撮影した写真が誰かに勝手に使われたらダメですよね?
もしも著作権が存在せず、文章や画像を勝手に使うことができたら、この世界には小説家もカメラマンもいなくなってしまいます。
勝手に使われたら商売になりませんから。
というわけで、文章や画像というのは基本的には勝手に使ってはいけません。
これは著作権の法律で決まっていることです。
ですので、「無断転載禁止」という注意書きがよくありますが、そもそも著作権の観点から転載はダメです。
「引用」すれば転載OKになるって本当?
「引用」のルールに従えば文章や画像を使うことができます。
しかし、引用のルールを満たすのは複雑で難しいです。
研究や論文を書くときにやっと引用OKとなるぐらいです。
普通のブログやTwitterで使うには、そう簡単に引用ルールを満たすことは出来ないと言っていいでしょう。
さらに、引用ルールではOKでも「無断転載禁止」と書かれている場合は引用はしない方が良いです。
引用を満たしているかどうかは基準が曖昧で、それを判断するのは裁判所になります。
ですので、無断転載禁止と書かれているモノを勝手に使うと裁判沙汰になる可能性もあります。
「無断転載禁止」と注意書きしているということは、それだけ勝手に使われることを拒否しているということです。
いくら引用ルールを満たしているとしても、当事者としては「勝手に使うな!」という気持ちに変わりはありません。