「こっそり動画投稿を始めたのに、なぜか親にバレてしまった」「何も言っていないのに通知が届いているらしい」……そんな経験はありませんか?
自分のメールアドレスで作ったアカウントなのに、行動が筒抜けだと不安になりますよね。
Googleファミリーリンク(保護者機能)の影響
中学生・高校生の方で最も可能性が高い原因は、Googleアカウントが「保護者による使用制限(ファミリーリンク)」で管理されているケースです。
あなたが自分のメールアドレスだと思って使っているそのアカウントは、実はご両親の管理下にある「子供用アカウント」としての設定が残っている可能性があります。
この仕組みの場合、以下のような仕様になっていることが多いです。
- 動画を投稿すると管理者に通知が届く
- チャンネルを作成すると通知が届く
- 利用状況(どのアプリをどれくらい使ったか)がレポートされる
これは、スマホ自体が親御さんの管理下にある場合、アカウント設定で自動的に紐づいていることがほとんどです。
連絡先の同期とおすすめ表示
もし厳密な管理ツールを使っていない場合でも、YouTubeの「連絡先の同期」機能が原因かもしれません。
スマホの電話帳(連絡先)とYouTube(Googleアカウント)が同期されていると、あなたの動画やチャンネルが、「知り合いかも?」として親御さんのYouTube画面におすすめ表示されてしまうことがあります。
これを防ぐには、YouTubeの設定から「連絡先からの検索を許可しない」ように設定するか、電話番号を紐づけないアカウント運用が必要です。
システム上の仕様と「通知」の回避について
残念ながら、もし原因が「Googleファミリーリンク」などのペアレンタルコントロール(親による管理機能)である場合、子供側のスマホから勝手に通知をオフにすることはシステム上できません。
これは未成年を守るためのGoogleおよびスマホの仕様であり、不具合ではないためです。親御さんのスマホ(管理者側)から設定を変更してもらうか、管理が外れる年齢(日本では13歳以上で自己管理へ移行可能ですが、親の同意が必要)になるまで待つ必要があります。
もしどうしても内緒で投稿したい場合は、親の管理が及んでいない別の端末(PCなど)で、全く新しいGoogleアカウントを作成するしか方法がないのが現状です。
まとめ
- 自分のスマホが「ファミリーリンク」で管理されていないか確認する
- YouTubeの「連絡先の同期」がオンになっていないか見直す
自分の表現活動を内緒にしたい気持ち、とてもよく分かります。ですが、スマホを管理されている以上、システム的に回避するのは非常に難しいのが現実です。
もし可能なら、活動内容を正直に話して「見守ってほしい(通知はいちいち見ないでほしい)」と相談してみるのも一つの勇気かもしれません。