Vtuber界隈でよく聞く「自衛」って何?意味や方法、トラブルまで徹底解説!

 

「推しの配信を見始めたけど、コメントやSNSで『自衛』って言葉をよく見かける…一体どういう意味?」

Vtuberの世界に足を踏み入れたばかりのあなたは、そんな風に思ったことはありませんか?

 

ファン活動を快適に、そして長く楽しむために、今や必須スキルとも言われる「自衛」。

この記事では、「自衛」の基本的な意味から、具体的な方法、そして時としてファン同士のトラブルに発展してしまうケースまで、分かりやすく解説していきます。

 

 

「自衛」とは?

HIKAWA
「自衛」ってどういう意味?Vtuberのファンになってからよく目にするようになったんだけど。

 

Vtuberファンが使う「自衛」とは、「インターネット上で自分の苦手な情報や不快なコンテンツを自ら避け、精神的な平穏を保つための行為」を指します。

 

テレビのチャンネルを自分で選ぶように、インターネット上の情報も自分で取捨選択し、快適な環境を整えること。

それが「自衛」の基本的な考え方です。

これは誰かを攻撃するためのものではなく、あくまで自分自身を守り、楽しく推しを応援し続けるための自己防衛術なのです。

 

 

なぜ「自衛」が必要なの?具体的なシチュエーション

では、具体的にどのような場面で「自衛」が必要になるのでしょうか。

よくあるケースを見ていきましょう。

 

1. ネタバレから身を守る

ストーリー性の高いゲーム配信や、まだ見ていない映画の同時視聴など、「初見の反応」を楽しみにしているコンテンツはたくさんあります。

SNSなどで意図せず結末や重要な情報(ネタバレ)を目にしてしまうと、楽しみが半減してしまいますよね。

こうした事故を防ぐために、関連するキーワードを一時的に見えなくするなどの「自衛」が行われます。

 

 

2. アンチコメントや誹謗中傷を避ける

残念ながら、どんなに素敵なVTuberにも否定的な意見を持つ人や、心無い言葉を投げる人(アンチ)は存在します。

応援している推しが貶されているのを見ると、自分のことのように傷ついてしまうもの。

そういった投稿を視界に入れないようにすることも、重要な「自衛」です。

 

 

3. 解釈違い・苦手なカップリング(地雷)から心を守る

ファン活動が活発になると、ファンアートや二次創作も盛んになります。

その中で、キャラクター同士の関係性を独自に解釈した「カップリング(CP)」などが生まれますが、その解釈は人それぞれ。

自分の解釈とは全く違うものや、そもそも苦手な組み合わせ(界隈では「地雷」と呼ばれます)の創作物が流れてくることもあります。

そうしたコンテンツから距離を置くためにも「自衛」は行われます。

 

 

4. 「見ない」という選択をする

「自衛」はSNS上の操作だけではありません。

例えば、「自分の推しが、正直あまり好きではない相手とコラボ配信をする」というケース。

この時、無理して配信を見てモヤモヤした気持ちになるくらいなら、「その配信をあえて見ない」という選択をすることも、立派な「自衛」の一つです。

 

 

具体的な「自衛」の方法

HIKAWA
自衛って難しくない?普通にSNSとかYouTubeを見ていると「おすすめ」で嫌なものが目に入ってくるよ。

 

では、実際にどうやって「自衛」を行うのでしょうか。

主にX(旧Twitter)などのSNSで使える基本的な方法をご紹介します。

 

  • ミュート機能の活用
    特定のキーワードやアカウントからの投稿を、自分のタイムラインに表示させないようにする機能です。相手に通知されることなく、情報だけを遮断できます。 (例:「〇〇(ゲーム名) ネタバレ」という単語をミュートする、「この人の意見は苦手だな」と感じるアカウントをミュートする)
  • ブロック機能で関りを断つ
    特定のアカウントとの関わりを完全に断つ機能です。相手からのリプライや「いいね」なども届かなくなり、相手はあなたの投稿を見ることもできなくなります。ミュートよりも強力な自衛手段です。
  • ハッシュタグの活用とミュート
    ファンアートには「#〇〇絵」、特定の話題には専用のハッシュタグが使われることが多いです。見たいものを探すのに便利な一方、苦手な話題のハッシュタグをミュートしておくことで、効率的に情報を避けられます。

 

 

ファン同士のトラブル

自分を守るための「自衛」ですが、時としてファン同士の喧嘩の火種になることがあります。

SNSや匿名掲示板で、こんなやり取りを見たことはないでしょうか?

 

Aさん:「あなたのその投稿、不快です。配慮してください。」
Bさん:「嫌なら見なければいいのでは?自分でミュートなりブロックなり自衛したら?」

これは、「個人の表現の自由」と「他者への配慮」がぶつかり合う、ファンコミュニティにおける典型的な衝突です。

 

  • 発信者側(Bさん)の主張:
    「何を投稿するかは私の自由。嫌なものを見るか見ないかは、見る側が管理すべき(自己責任)。そのための自衛機能でしょ?」
  • 受信者側(Aさん)の主張: 「コミュニティには色々な人がいるのだから、最低限の配慮(注意書きなど)をすべき。自衛にも限界がある。」

 

「嫌なら自衛したら?」という言葉は、正論ではあります。

しかし、この文脈で使われる場合、「あなたの不快感など知ったことではない」という、相手を突き放すニュアンスを帯びてしまいます。

これが、言われた側の強い反発を招き、喧嘩に発展してしまうのです。

 

 

まとめ

「自衛」は、多様な価値観が混在するインターネットの世界で、自分の「好き」という気持ちを守りながらファン活動を楽しむための、非常に重要なスキルです。

ミュートやブロックなどの機能を賢く使いこなし、時には「見ない」という選択もすることで、不要なストレスから自分を遠ざけましょう。

また、自分が発信する際には、「これを見る人の中には、色々な考えの人がいるかもしれない」と少しだけ想像力を働かせることで、無用な争いを避けられるかもしれません。

自分だけの快適な応援環境を築き、これからも素敵なVTuberライフを送ってくださいね!